テーマ:金融緩和

時間差が生む 大変動 : 量的緩和

◇ ユーロ圏も量的金融緩和 = ECB(ヨーロッパ中央銀行)は先週4日、新しい金融緩和政策を発表した。その内容は①政策金利を0.15%から0.05%に引き下げる②銀行の融資債権を証券化したABS(資産担保証券)を10月から買い入れる③銀行のECBに対する預け金に手数料を課するマイナス金利制度を強化、手数料を0.1%から0.2%に引き上げ…
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最後に最大の試練 : バーナンキ議長

◇ 進んでも止まっても大きな代償 = バーナンキFRB議長は29日、新しい金融政策を発表する。昨年12月に着手したばかりの金融緩和の縮小政策をもう一歩進めるのか、それとも一時休止するのか。どちらの道を選んでも、経済には悪影響が及びそうだ。世界中が固唾をのんで見守るなか、バーナンキ議長は任期最後となる苦渋の決断を迫られる。 アメリカ…
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金融緩和の縮小を決断 / FRB (下)

◇ 今後のカジとりは超微妙 = FRBによる資金の放出が減少すれば、株式市場に流入するおカネの量も減る。これまで市場はこう考えて、金融緩和の縮小を警戒してきた。だが緩和の縮小が現実のものになると、株価は逆に急騰した。景気回復の強さを再認識したこともあるが、先行きの不透明感がなくなり、アク抜けしたという見方も多い。 だが当面はアク抜…
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今週のポイント

◇ ひと皮むけたNY市場 = FRBは先週18日に開いたFOMC(公開市場委員会)で、懸案だった金融緩和政策の縮小に踏み切った。雇用情勢などアメリカ経済の回復が順調だと判断したためである。これでニューヨーク市場の空気は一変、ダウ平均株価は週間466ドルの値上がり。史上最高値を連日のように更新した。 これまでウォール街を覆っていた緩…
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金融緩和を縮小へ / FRB (下)

◇ 縮小の決定は今月か来月に? = アメリカの量的金融緩和政策は、リーマン・ショック後の金融不安に対処するため09年春から始まった。FRBが市場から国債などの金融資産を買い取り、その代金が市場に放出される。買い取り額はしだいに増加されて、現在は月額850億ドルに。この買い取り額を減らす操作が、量的緩和の縮小である。 量的緩和の縮小…
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金融緩和を縮小へ / FRB (上)

◇ 失業率は7.0%まで低下 = アメリカの金融緩和政策は、間もなく縮小に向かう公算が強まった。景気回復の動きが確実性を増してきたからである。たとえば7-9月期のGDP成長率は、速報値の2.8%から3.6%へと大幅に上方修正された。新車や住宅の販売も好調。ISM(サプライマネジメント協会)の製造業景況指数も、11月は2年半ぶりの高さとな…
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今週のポイント

◇ 1万4000円を狙えるか = 株式市場では、上げ潮と引き潮が交錯している。上げ潮は企業の業績を買おうとする力、引き潮は金融緩和の縮小を心配する力だ。先週は日米ともに、上げ潮の力がやや上回った。日経平均は週間447円の値上がり。ダウ平均も110ドル上昇した。 日経平均は6月中98円の値下がりだった。5月に続いて2か月連続の下落。…
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今週のポイント

◇ 下値1万3000円は確認 = 日経平均は先週末21日、実に印象的な値動きをみせた。午前の初めは1万2700円すれすれまで下げたが、10時すぎから急反発。終り値は1万3230円まで戻している。前日のダウ平均は350ドルを超す、ことし一番の下げ。朝方は円相場も97円で、円高気味に推移していた。円相場は株価の反発に引きづられた形で、午後は…
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“金融離れ”を促した バーナンキ議長

◇ 9月には緩和縮小の公算 = FRBのバーナンキ議長は19日の記者会見で「経済状態の好転が続けば、FRBは年内にも証券買い入れのペースを緩やかなものにする」と言明した。さらに「来年前半を通して購入の減額を進め、来年央には購入を終了したい」と述べ、初めて量的金融緩和の終了に言及した。市場では、9月にも証券購入の減額が始まるとみている。 …
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円安の進行 : 4つの要因 (上)

◇ 4年1か月ぶりの100円台 = 円の対ドル相場が先週9日、ついに100円の大台を割り込んだ。100円の水準は、09年4月以来4年1か月ぶりのことである。円相場は08年秋のリーマン・ショック直後に75円32銭の最高値を付けた。日本経済はその後も続いた円高に悩まされたが、ようやくその重荷から解放されそうだ。 「09年4月には100…
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黒田マジックの 見どころ (下)

◇ 恐ろしい国債の売り投機 = 黒田マジックの最後の見どころは、国債価格の動向である。日銀の新政策が発表されると、市場では国債に大量の買い注文が殺到した。このため先週は国債価格が急騰、利回りは急低下した。たとえば10年もの国債の利回りは一時0.315%まで下落、世界中が経験したことのない史上最低水準を記録している。 日銀が毎月7兆…
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黒田マジックの 見どころ (中)

◇ 景気の回復が不可欠 = 手の内をいっぺんに見せてしまった黒田マジック。その効果を長持ちさせるためには、景気の本格的な回復が欠かせない。新しい量的・質的緩和でマネタリーベースを2年間で2倍に増やしても、そのおカネが設備投資や消費に使われなければ意味がない。この点を見極めるためにも、黒田マジック第2の見どころは金融機関の貸し出しが増える…
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黒田マジックの 見どころ (上)

◇ 手の内をすべてさらす = 黒田体制を確立した日銀は先週末の金融政策決定会合で、新しい量的・質的な金融緩和策を決めた。まず政策目標を従来の金利からマネタリーベースに変更、黒田総裁は「異次元の政策だ」と胸を張った。しかし日銀にとっては異次元かもしれないが、実体は何も変わらない。黒田マジックを大きく見せるための前口上だと受け取っておこう。…
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質的金融緩和政策 の登場

◇ 黒田マジックはタネ切れが心配 = 日銀の黒田新総裁は、これまでの量的な金融緩和政策に加えて、新たに質的な緩和政策を導入する。また国債の買い入れ残高を日銀券の発行残高以内に収めるという、日銀の自主的な規制措置も撤廃する方針。これらの政策変更によって、日銀の金融政策は大きく変貌する。 日銀は10年10月に資産買い入れ基金を創設。こ…
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ハダカにされた 日本銀行

◇ 無制限の金融緩和へ = 日銀は22日の金融政策決定会合で、物価2%上昇を金融政策の目標とすることを確認。加えて実質的に無制限の金融緩和政策を推進することを決めた。物価2%目標については、政府との共同声明で「できるかぎり早期に実現する」と明記。さらに3か月ごとに、その進捗状況を検証すると約束している。 量的金融緩和の具体策は、1…
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金融緩和の 効果はあるのか ?

◇ 不可解な物価2%目標 = 日銀は先週、ことし5回目となる量的金融緩和の拡大策を決定した。資産買い入れ基金の上限を10兆円引き上げ、101兆円にする。同時に安倍首相の要請を受け入れる形で、来年1月の政策決定会合で「物価上昇率2%を金融政策の目標にする」ことを検討することになった。 日銀が10年10月に量的緩和政策を始めたとき、基…
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安倍総裁の金融論は 超危険!

◇ 金融緩和とは異質の考え方 = 自民党の安倍総裁が日銀に対して強力な金融緩和を求め、大きな話題になっている。その発言は「日銀に無制限の金融緩和を進めさせる」から「日銀に建設国債をすべて買い入れさせる」と発展。さらには「輪転機をぐるぐる回して無制限にお札を刷る」とまで先鋭化した。 こうした発言に刺激されて、市場では円相場が急落、株…
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背水の金融緩和へ / アメリカ

◇ 量的緩和に踏み切る公算 = アメリカ労働省が発表した8月の雇用統計は、きわめて不満足な内容だった。失業率は8.1%で前月を0.2ポイント下回ったが、これは景気の悪化で求職者が減少したため。最も注目された非農業雇用者数は9万6000人しか増えなかった。人口増加が続いているアメリカでは、月平均15万人以上の雇用増加がないと失業者が増える…
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今週のポイント

◇ 過ぎたるは及ばざるが如し = 先週のウォール街は独立記念日の休日をはさんで、前半と後半では空気が一変した。前半は製造業の景況感がやや後退したというニュースが出たが、市場はこれで金融緩和が期待できると解釈。むしろ「及ばざる」指標を歓迎して株価を上げた。ところが後半になって雇用統計の悪化が報じられると、株価は大幅に下げている。やはり「過…
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今週のポイント

ダウ平均株価は今月9日に1万3000ドルを割り込んだが、先週末にはもう回復した。一方、日経平均株価は今月4日に1万円を割り込み、先週末はまだ9500円台のまま。この日米の差が目立つ。先週もダウ平均は週間で180ドルの値上がり。日経平均は77円の値下がりだった。どうして、こんなに差がつくのだろう。 今月に入ってから株価を下落させた材…
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日銀の 困惑 と ビビり

◇ 政治と市場の圧力に流される = 政府は先週の国家戦略会議で、新しく「デフレ脱却に向けた閣僚会議」の設置を決めた。古川経済財政相が主宰し、安住財務相や枝野経済産業相ら関係閣僚が出席。白川日銀総裁もオブザーバーとして参加する。このニュースを見て、市場では「27日の金融政策決定会合で追加の緩和策は必至」という予想があっという間に広がった。…
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動きが止まった 経済政策 / 中国

◇ 経済の減速を放置するナゾ = 中国統計局の発表によると、3月の消費者物価は前年比3.6%の上昇にとどまった。2月の3.2%上昇より少し上げ幅は拡大したが、政府が目標としている4%の限度を2か月にわたって下回っている。また工業製品の卸売物価は3月、前年比0.3%の下落。09年11月以来の値下がりを記録した。中国のインフレ懸念は、明らか…
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さらなる金融緩和に期待 / アメリカ

◇ 雇用統計をめぐる思惑 = アメリカ労働省は先週末、3月の雇用統計を発表した。それによると、完全失業率は前月より0.1ポイント改善して8.2%だった。水準としてはまだ高いが、3年2か月ぶりの低い数字となっている。失業者数は1267万人で、前月より13万3000人の減少。ところが、最も注目された農業を除く雇用者数は12万人の増加にとどま…
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貿易赤字 ⇒ 金融緩和へ / 中国

◇ 過去10年で最大の赤字 = 中国の貿易収支も赤字になった。税関総署の発表によると、2月の中国の輸出は前年比で18.4%増加したが、輸入が39.6%増と大きく伸びた。この結果、貿易収支は314億8000万ドルの赤字に。赤字は11か月ぶりだが、この赤字幅は過去10年間で最も大きい。春節の影響を除くために1-2月の累計でみると、赤字は42…
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今週のポイント

ダウ平均は先週半ば、一時は1万3000ドルに乗せた。3年9か月ぶりの高値だったが、さすがに利益確定売りが出て反落。週間では5ドルの値下がりとなった。日経平均も先週は一時7か月ぶりに9800円を回復したが、こちらもその水準を守り切れなかった。しかし週間では130円の値上がり。両者とも利食いのカベに突き当たっているが、基調的には強い。 …
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バーナンキの失策 (下)

◇ 中央銀行はみな超保守的 = いま先進国は、いずれも財政の肥大化に悩んでいる。そこで景気対策は、金融緩和に頼らざるをえない。その金融政策も、アメリカや日本は金利をゼロにまで引き下げたから、あとは量的な緩和策しかない。中央銀行は市中から証券を買い入れることで、通貨を放出し量的な緩和を図る。 アメリカの景気見通しは、かなり悪化してき…
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バーナンキの失策 (上)

◇ 今回の政策は逆効果 = アメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備理事会)のベンジャミン・バーナンキ議長。これまでは株式市場の心理を読み取って、金融政策を巧みに操ってきた。このためウォール街では「バーナンキ神話」という言葉も生まれたほど。しかし先週、FRBが決めたツイスト・オペは全く効果がなく、むしろ株価は急落してしまった。 F…
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円売り介入・金融の追加緩和は有効か

◇ 76円25銭の死守を明示 = 政府・日銀は4日午前、外国為替市場で円売り・ドル買いの為替介入を実施した。これにより市場の円相場は1ドル=79円台に下落、対ユーロ相場も1ユーロ=113円台に反落した。円売り介入は震災直後の3月18日以来4か月半ぶり。ただ前回と違って、今回は日本だけの単独介入だった。 一方、日銀は同日の政策決定会…
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中央銀行の国債購入 : その結果は? (下)

◇ 日米で54兆円の資金を放出 = 中央銀行が国債を購入することによって、日本とアメリカを合計すると新たに54兆円の資金が市場に放出される。その大半は金融機関の手に渡るが、金融機関はこの資金をどこに貸すのだろう。最も考えられる貸し付け先は、低利融資を望んでいるフェッジファンドなどの投資機関にちがいない。 その途端に、この資金は投機…
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中央銀行の国債購入 : その結果は? (中)

◇ 景気対策としての効果は疑問 = 日銀は流通市場で、主に残存期間1-5年程度の国債を買い入れる方針。すでに期間1年未満の短期金利は、政策金利をゼロに近付けているから十分に下がっている。今回は残存期間1-5年の国債買い入れで、中期金利の引き下げを図るわけだ。だが、こうした金利引き下げとそれに伴う資金供給の増大で、景気はよくなるのだろうか…
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