テーマ:民主党

どうして 「消費税が争点」 なのか

◇ 首かしげる有権者 = 新聞やテレビが「参院選では消費税が争点に」という解説を、盛んに流している。たしかに菅首相になってから、消費税の引き上げ問題が急浮上した。だが“争点”と言うには、あまりにも問題点が漠然としすぎているのではないか。しかも民主党も自民党も、引き上げに前向きだという。有権者は戸惑いの色を隠せない。 いちばん漠然と…
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消費増税 : 環境整備に一歩前進 (下)

◇ 最大の問題は実施の時期 = 超党派の検討会議が設置されても、合意に至るまでの問題点は数多い。たとえば税収の増加を何に使うか。財政赤字の補填に使うのでは、国民の納得は得られない。やはり急増する福祉関係の財源に限定すると決めた方が、有権者は理解しやすい。ただ見込まれる税収の増加額については、誤解も多いようだ。 最近は新聞などの解説…
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消費増税 : 環境整備に一歩前進 (上)

◇ 自民党は同調せよ = 菅首相は11日の所信表明演説で、消費税については言及しなかった。その代わりに、超党派の議員による「財政健全化検討会議」を作り、建設的な議論を進めようと野党側に提案した。単なる税制改革会議ではなく、財政健全化を検討する会議なのだから、その主たるテーマは消費税の引き上げ問題だと考えていい。昨年の衆院選では消費税問題…
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財政と景気は 両立できるのか (Ⅳ)

◇ 成功すればノーベル賞? = 高齢化の進展で、医療や介護に対する需要は今後も拡大する。その半面で供給力は不足しているから、この分野に財政資金を投入すれば景気の刺激に役立つという考え方は正しい。だが問題は、その費用対効果だ。医療や介護のコストは大部分が人件費だから、仮に1兆円を投じてもGDPを1兆円増やすことは難しそうだ。 「景気…
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財政と景気は 両立できるのか (Ⅲ)

◇ 増税しても景気はよくなる? = 菅新首相のこれまでの言動から、志向する経済政策の輪郭を描いてみよう。財務相だった5月の記者会見では、11年度の新規国債の発行額について「今年度当初予算の44兆3000億円を超えないよう全力で努力する必要がある」と述べている。また民主党代表選に立候補したときの会見では「無限に借金が増える方向性を正したい…
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玉虫色の子ども手当て / 支給始まる

◇ 全く不鮮明な目的 = 子ども手当ての支給が始まった。中学生以下の子ども1人当たりに月額1万3000円。自治体によって支払日は異なるが、今月は4月と5月の2か月分が支給される。対象となる人数はおよそ1735万人。今年度の予算額は2兆2554億円にのぼる。 この政策に熱意を注いだ鳩山首相が支給開始と同時に辞任したのは、皮肉な巡り合…
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高速道路料金と普天間 の類似

◇ 民主党の票は減るだけ? = 政府は6月に予定していた高速道路の新料金体系の実施を完全にあきらめた。新体系は現行の割り引き制度を廃止、車種別に一律の上限料金を設定する内容。利用者にとっては実質的な値上げで、年間1兆4000億円のカネが浮く。政府はこれを財源に、道路工事を推進しようとしていた。 ところが民主党の小沢幹事長から「待っ…
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賛成! 読売の経済政策提言 (上)

◇ 歯切れのいい主張 = 読売新聞は先週7日の朝刊で「経済再生へ政策転換を」と題する緊急提言を大々的に発表した。①マニフェスト不況を断ち切れ②コンクリートも人も大事だ③雇用こそ安心の原点④内需と外需の二兎を追え⑤技術で国際競争を勝ち抜け--の5項目を柱とするこの提言は正しい方角に目を向けており、全面的に賛成である。 マニフェスト不…
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オバマの挑戦 / 金融規制を強化 (下)

◇ 民主党の本来の姿? = オバマvs金融界の戦いは、経済思想の面からも政治思想の面からも大きな意味を持っている。資本主義は冷戦の終結で社会主義に打ち勝ったあとも自己増殖して、80年代以降は金融資本主義の時代を迎えた。金融工学を駆使して最大限の利益を追求したものが、勝者と呼ばれる時代である。この一握りの勝者と汗水たらして働く一般大衆との…
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オバマの挑戦 / 金融規制を強化 (中)

◇ 戦う用意がある = オバマ大統領は、この金融規制強化法案を近く議会に提出する予定だ。したがって規制の詳細な内容については、まだ不明のまま。しかし金融界からは、ただちに反対の大合唱が巻き起こった。そのことは予想していたのだろう。大統領は演説のなかで「金融界が戦いを望むならば、私は受けて立つ用意がある」と述べて、金融界に対する厳しい姿勢…
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オバマの挑戦 / 金融規制を強化 (上)

◇ 自由化路線の大転換 = オバマ大統領が突如として打ち出した金融規制強化案は、世界中の人びとを驚かせた。演説のなかでオバマ大統領は、今回の経済危機について「金融機関が巨大化し、無謀なリスクを冒したことから起きた」と断言。その再発を防止するために、金融機関に対して厳しい規制をかける法律を作ると言明した。 新しい規制の骨子は2点。1…
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中途半端な 住宅エコポイント

◇ 新築への効果は疑問 = 政府は3月中に実施する、新しい住宅エコポイント制度の詳細を発表した。それによると、新築住宅については1戸当たり30万円分のポイント。改築については、外壁が10万円分、床が5万円分、二重窓が7000-1万8000円分などとなっており、改築の場合も上限は30万円分のポイント付与となっている。新しい試みだけに、住宅…
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行き先が不明の 財政演説

◇ 素っ気ない演説 = 第174通常国会が18日、召集された。会期は6月16日までの長丁場。野党は「政治とカネ」の問題を徹底追及する構えなのに対して、与党は09年度第2次補正予算と10年度予算の早期成立を最優先する姿勢である。このため鳩山首相の施政方針演説も、2次補正予算の成立後に先送り。代わりに菅副総理・財務相の財政演説でスタートした…
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新年度予算は 歴史的な実験だ(下)

◇ 勝負は雇用と成長率 = 新年度予算で、家計に流れ込む新たな財政資金はおよそ3兆円。専門家の分析によると、このおカネの約半分が消費に向けられる。つまり1兆5000億円程度の新しい需要増が期待されるわけだ。だがGDPの0.3%にしか当たらないこの支出増で、雇用をどれだけ増やすことができるのか。最大の懸念は、この点にあると言えるだろう。 …
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新年度予算は 歴史的な実験だ (中)

◇ 企業が先か、家計が先か = 現代の経済社会では、モノやサービスの供給はほとんどが企業の手によって行なわれる。一方、モノやサービスの大半を最終的な消費という形で需要するのは家計だと言っていい。したがって供給を重視するか需要を重視するかを経済政策の面からみると、それは企業と家計のどちらを優遇するかという問題に置き換えることができる。 …
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新年度予算は 歴史的な実験だ (上)

◇ 200年来の論争 = 「供給が先か、需要が先か」「需要を重視すべきか、供給を重視すべきか」--経済学者の間で200年も前から続いている論争だが、はっきりした勝負はまだついていない。鳩山内閣が編成した09年度の第2次補正予算と10年度の本予算案。その内容は、たとえば子ども手当てに象徴されるように明らかな需要重視である。この政策が功を奏…
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目標が見えない 緊急経済対策 (下)

◇ 目標を持たない戦略 = 今回の緊急経済対策を実施することによって、地方の財政を支援したり、個人消費の拡大を図る。鳩山内閣の意図は、部門別には表明された。ところが、その結果として日本経済の総合的な姿がどう変わるのか。景気はどのくらい良くなるのか。雇用情勢は改善されるのか。言い換えると、政府が何を究極の目標にして緊急対策を実施しようとし…
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目標が見えない 緊急経済対策 (上)

◇ 年の劫より亀の甲? = 政府は8日の閣議で、緊急経済対策の金額をやっと決定した。当初は麻生前内閣が編成した第1次補正予算の執行停止で浮いた2兆7000億円程度の規模を考えていたが、急激な円高の進行とドバイ・ショックに驚いて金額を積み増した。さらに最終的には亀井国民新党代表に食い下がられて、ようやく7兆2000億円で決着した次第。 …
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪7≫ - ②

◇ 天にツバする行為では? = 菅副総理は記者会見のなかで「日銀にもデフレから脱却する努力をしてほしいと申し上げた」と述べている。日銀は今回の大不況に際してCP(コマーシャル・ペーパー)や社債の買い切りなどの非常措置をとったが、これを12月末で終了することに決めた。菅副総理の発言は、この終了を撤回してほしいということらしい。 だが…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪7≫ - ①

◇ 意図不明なデフレ宣言 = 政府は11月の経済月例報告で、日本経済は「緩やかなデフレ状況にある」と断定した。事実上の“デフレ宣言”である。だが、なぜいま改めてデフレを宣言するのか。どうも、その意図がよく判らない。この宣言は鳩山内閣にとって、悪い結果をもたらすだけなのではないだろうか。 経済用語のデフレはインフレの反対語で、物価が…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪6≫ -②

◇ 鳩山内閣は“景気音痴”? = 鳩山内閣が最初に着手したのは、自民党の麻生前内閣が編成した第1次補正予算のうちの不要と考えた部分の執行停止だった。この作業で浮いた2兆9000億円を、来年度予算の財源に充てるというのが、つい最近までの基本戦略だった。だが景気の動向をよく観察すれば、この段階で3兆円の財政支出を削減することの危険性は明白だ…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪6≫ -①

◇ 先送りになった補正予算の決断 = 鳩山内閣は17日の閣議で、第2次補正予算の編成を正式に決定するはずだった。ところが予算の規模や事業内容について閣僚の意見がまとまらず、詳細な決定は先送りになってしまった。鳩山首相は「いろいろな意見が出ることはいいことだ」と言っているが、国民には統率力のなさに映る。 前日16日の基本政策閣僚委員…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪5≫

◇ なぜ成長率を忌避するのか? = 鳩山内閣になってから、経済成長率の話が聞えなくなった。臨時国会での質疑をみても、GDP(国内総生産)とか成長率はほとんど問題になっていない。そういえば民主党の選挙マニフェストにも、成長目標は書かれていなかった。 鳩山首相はかつて「経済政策の目標はGDPばかりではない」と述べたことがある。GDPの…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪4≫

◇実効性ゼロ? の返済猶予法案 = 政府は先週30日、問題の「中小企業金融円滑化法案」を臨時国会に提出した。その内容は、金融機関に対して、貸し付け条件の変更に応じる努力義務を課するというもの。11年3月までの時限立法となっている。 亀井金融相が最初にブチ上げたのは、貸付金の元利合計を強制的に3年程度、塩漬けにするという構想。非常…
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弱々しい 工業生産の回復力

生産の回復テンポが、だんだん鈍ってきた。経済産業省の発表によると、9月の鉱工業生産は前月比で1.4%の増加だった。これで3月から7か月連続の増加とはなったが、回復の勢いは明らかに弱々しくなっている。前年同月比では、まだ18.9%も低い水準。この調子だと、不況前の状態に戻るには1年以上もかかってしまう。 出荷は前年比3.4%の増加、…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪3≫

◇概算要求の削減、官僚に勝てるのか ② = 国債費や福祉関係費、それに地方自治体への支出など、前年度より減らせない項目があることは確かだ。その分がおよそ3兆円あまり。09年度当初予算の88兆5000億円にこれを加えると、仙谷行政刷新担当相の言う92兆円になる。 また民主党が選挙マニフェストで約束した子ども手当てなどの新規政策に必要…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪3≫

◇概算要求の削減、官僚に勝てるのか ① = 財務省の集計によると、10年度予算の概算要求額は一般会計分で95兆円に達した。この金額は09年度当初予算額の88兆5000億円を6兆5000億円も上回る。もちろん、概算要求額としては過去最大だ。民主党政権の行政刷新会議と財務省は、これから年末に向けてその削減作業に入る。 概算要求額という…
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出遅れ気味の日本株 / その原因は?

ニューヨーク市場のダウ平均株価は先週、ほぼ1年ぶりに10000ドルの大台を回復した。もちろん、ことしの最高値を更新している。そこで世界の株価を調べてみると、先週はアメリカだけでなく、イギリス、フランス、ドイツ、それにシンガポールなどの株価が、そろって年初来高値を更新していた。主要国のなかで、この株高の波に乗り遅れたのは日本ぐらいなもので…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪2≫

◇失業者を減らせるのか? ② = 雇用統計によると、昨年12月の失業率は4.3%、失業者数は270万人だった。それがことし8月には、失業率が5.5%、失業者数は361万人に急増している。もっとも昨年末の時点では、リーマン・ショックに端を発した不況の底が見えずに先行きは真っ暗闇。現在は成長率もプラスを回復して、一応の落ち着きは取り戻してい…
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民主党・経済政策の アキレス腱 ≪2≫

◇失業者を減らせるのか? ① = 日に日に深まる秋。冬も間近い。思い出されるのは、町に失業者があふれた昨年末の状況だ。日比谷公園に出現した「年越し派遣村」。あの光景はもう見たくない。鳩山内閣も年末を控えて、緊急雇用対策本部を設置することになった。 本部長に鳩山総理、副本部長に菅副総理が就任という布陣からみても、雇用対策への並々なら…
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