テーマ:ユーロ

関門を突破 : 南ヨーロッパ支援対策

◇ ESMの創設が本決まり = ドイツ憲法裁判所は12日「ESM(ヨーロッパ安定メカニズム)への参加は合憲」という判断を下した。これによってドイツはESMへの出資が可能になり、ESMは10月8日にも創立総会を開く段取りとなった。ユーロ圏による南ヨーロッパ諸国を支援するための体制が、ようやく整うことになる。 ESMというのは、資金繰…
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5月6日 / ユーロ ・ 運命の日 ? (下)

◇ EUに打つ手なし = ギリシャのパパデモス首相は一院制の議会を解散し、5月6日に総選挙を行うことを決めた。この内閣はギリシャが財政破たん状態に陥ったのを受けて昨年11月、全ギリシャ社会主義運動と新民主主義党が連立して発足させた。首班に担がれたパパデモス氏は前ECB(ヨーロッパ中央銀行)副総裁で、政治家ではない。EUが要求する緊縮政策…
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5月6日 / ユーロ ・ 運命の日 ? (上)

◇ フランスとギリシャで選挙 = フランスでは22日に大統領選挙が実施される。しかし10人を超える立候補者のうち、過半数を獲得できそうな人はいない。その場合は5月6日に、決選投票が行われる。奇しくも同じ5月6日、ギリシャでも総選挙が実施されることが決まった。両国とも仮に野党が勝つと、現在の財政再建政策は根底から見直される可能性がある。し…
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今週のポイント

株式市場のムードが陽転した。先週のダウ平均は4日連騰して、週間298ドルの値上がり。昨年4月末に付けたリーマン後の最高値にあと200ドルという水準を回復した。日経平均も週間266円の値上がり。ドイツ市場は年初来8%、上海も5%高くなっている。理由はまずアメリカ経済の先行きが明るさを増してきたこと、加えてヨーロッパの金融不安が落ち着きをみ…
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世界経済を破壊する 格付け会社 (下)

◇ 理解できない格下げの目的 = S&P社は昨年12月6日にも「ユーロ圏15か国の国債格付けを引き下げる可能性がある」と発表して、市場に大きな波紋を投げた。EU首脳が「各国の財政規律を強化するための新条約を作る」ことで合意した、あくる日のことである。これで上がりかけた国債価格も株価も、すぐに下落してしまった。 今回は発表の数時間…
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世界経済を破壊する 格付け会社 (上)

◇ ついにフランスも転落 = アメリカの格付け会社S&Pは先週末、フランスなどユーロ圏9か国の国債格付けを一斉に引き下げた。債務危機に対する「対応が不十分」というのが理由。特にフランスはユーロ圏でドイツに次ぐ二番目の大国であり、その影響はきわめて大きい。EUやIMFがこれまで積み上げてきた対策の信頼性が根底から覆される危険性もある。すで…
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イタリアは 防火壁になるのか (下)

◇ 国民の理解と支持がカギ = イタリアはIMFの監視を受け入れることになったが、融資は断った。この点はギリシャと違う。また国債利回りも6%台に乗せたが、ギリシャの27%という法外な金利に比べればまだ低い。だが何もしなければ、すぐにギリシャ化することは明らかだ。そこで政府は厳しい財政再建策を導入しようとしている。 ベルルスコーニ首…
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イタリアは 防火壁になるのか (上)

◇ 国債利回りの急騰が引き金 = ヨーロッパの財政・金融不安は、とうとうイタリアに飛び火した。想定されたギリシャ⇒ポルトガル⇒スペイン⇒イタリアという順番ではなく、危機は一気にイタリアを襲ったという感じがする。ここで食い止めなければ、火はフランスに及ぶかもしれない。そうなればユーロ圏もEUも瀕死の状態に陥る。イタリアは防火壁の役割を果た…
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ギリシャは “管理倒産”へ (下)

◇ 管理倒産は来年4月ごろ? = EU各国はギリシャ1国を救済するだけでも、大変な負担を強いられている。仮に財政不安の問題がポルトガルやスペインにまで及んだとしたら、手がつけられない。したがって問題の波及は絶対に阻止しなければならない。このためEU各国は現在のEFSF(ヨーロッパ金融安定基金)に代えて、ずっと権限が強いESM(ヨーロッパ…
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ギリシャは “管理倒産”へ (中)

◇ 銀行の負担は1000億ユーロ = 管理倒産させたギリシャを再生させるには、債務の大幅な軽減が不可欠になってくる。そこで考えられているのが、民間の金融機関が保有するギリシャ国債の価値を半分に減らしてしまう手段。これが実行に移されると、ギリシャの債務は1000億ユーロ(10兆円超)ほど軽減されると計算されている。 逆に各国の銀行は…
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ギリシャは “管理倒産”へ (上)

◇ 自力更生は不可能と判断 = ギリシャが“管理倒産”することは、ほぼ確実な情勢になった。最近は「デフォルト」という言葉がよく使われるが、これは借金が返せなくなったという意味。つまり倒産である。ただ私企業とは違って、ギリシャという国家を消滅させるわけにはいかない。そこで更生法を適用して再生させるのと同様に、事前に準備したうえで倒産させる…
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今週のポイント

今週は大きなテーマが2つ。1つ目は円相場の動向だ。円の対ドル相場は先週21日のニューヨーク市場で一時75円78銭の最高値を記録した。ヨーロッパの金融不安、それにアメリカの金融緩和期待が原因と分析されているが、急騰した状況からみると投機筋の仕掛けによるものらしい。この円高の流れが今週も持続するかどうか。特に24日の東京市場に注目が集まって…
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G20会議の 真のねらい

◇ ヘッジファンドを窒息させろ = パリで14-15日に開いたG20(主要20か国)財務相・中央銀行総裁会議は、EFSF(欧州金融安定基金)の強化や銀行の資本増強などを支持する共同声明を発表した。日米欧だけではなく中国やブラジルなどの新興国も参加したこの会議が、ヨーロッパの財政・金融不安を鎮めるために一致団結することを確認したことになる…
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今週のポイント

ダウ平均株価は先週541ドルの大幅高。終り値の1万1644ドルは8月3日以来の高値で、昨年末の水準を上回った。ユーロ17か国すべてがEFSF(欧州金融安定基金)の強化策を承認したことが、最大の支援材料になった。ほかにアメリカ国内の小売り高が予想以上によかったこと、グーグルの好決算が発表されたことなどで株価は押し上げられた。 ユーロ…
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蟻とキリギリス / ユーロ解体の危機 ? (下)

◇ 第3幕 : ギリシャを追い出せば済むのか = 冬になって食べ物がなくなったキリギリス。蟻のところへきて頼んだが、「いままで遊んでいたのだからダメ」と断られてしまう。イソップ寓話の有名な一章である。いま北ヨーロッパの各国では、この話がよく持ち出される。ギリシャなど放漫財政で遊んできた南ヨーロッパの国々を「われわれの税金で助ける必要はな…
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蟻とキリギリス / ユーロ解体の危機 ? (中)

◇ 第2幕 : 出来ないことは出来ない = ギリシャが支援を受ける見返りに約束した緊縮財政は、厳しい内容の耐乏生活を伴った。年金支給額の引き下げ、公務員の人員削減と賞与の停止、付加価値税をはじめ不動産・ガソリン・酒・タバコ税の増税・・・。国民はこれに反抗して、連日のようにデモとストが続いた。景気は急速に下降、物価は上昇した。ギリシャ国民…
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蟻とキリギリス / ユーロ解体の危機 ? (上)

◇ 第1幕 : 助け合いの精神 = ギリシャの財政・金融不安は、EU(ヨーロッパ連合)の存立を脅かすところまで発展してしまった。だが先週のG7(主要7か国)財務相会議は、具体的な対策を何一つ出せないまま終了。ギリシャのユーロ圏からの離脱、さらにはユーロ圏そのものの分裂までが、公然とささやかれる状態に陥った。ユーロ相場は下落、世界の株価も…
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今週のポイント

今週の株価は重い足取りになりそうだ。最大の懸念は、先週末のG7財務相会議がヨーロッパの財政・金融不安に対して、何も具体策を打ち出せなかったこと。この気配を察知して9日のダウ平均は304ドルの急落。週間でも248ドル値下がりして、約3か月ぶりに1万1000ドルを割り込んだ。同時にユーロ相場も下落。9日のニューヨーク市場では1ユーロ=105…
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今週のポイント

ニューヨーク商品取引所の金先物相場が先週末、1トロイオンス=1263ドルに達して史上最高値を更新した。これはヨーロッパの財政・金融不安が、依然として鎮静していないことの反映だと解釈されている。しかし先週に限ってみれば不安の再燃はなく、ユーロ相場も下げ止まった形になった。特に週初にムーディーズがギリシャ国債の格付けを大幅に引き下げたにもか…
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今週のポイント

ダウ平均は週間279ドルの上げ、日経平均は196円の下げ。先週の株価は、日米で明暗を分けた。特にダウは4週間ぶりの値上がりで、1万ドルの大台を回復している。最大の原因は、ヨーロッパからの悪い知らせが途絶えたことだろう。その結果として、国内経済の回復基調を素直に反映する空気が大勢を支配した。 ただヨーロッパ問題を楽観しているわけでは…
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今週のポイント

このところ株価の振幅が大きくなっている。好材料と悪材料が交互に現れるためだ。景気の回復は持続しているが、不安要因もなかなか消え去らない。先週の日経平均は鳩山首相の退陣表明で下げたあと、菅新首相への期待から3日には300円を超える大幅な上げとなった。週間を通しては138円の値上がり。 ダウ平均も週央には個人消費などの指標を好感して2…
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今週のポイント

ユーロ不安と景気回復の綱引き。株式市場では先週も、この図式が継続した。ダウ平均は週間57ドルの下げ。一時は1万ドルの大台を割り込んだが、すぐに戻している。日経平均は22円の値下がり。まだユーロ不安の方がやや優勢だが、先々週に比べれば日米ともに下げ幅はぐっと縮小した。 ダウ平均が1万ドルを割ったのは、中国がユーロ債券の保有政策を見直…
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財政or景気のワナ : はまった市場 (下)

◇ 投機マネーの反攻 = 市場は“財政と景気のワナ”から抜け出そうとする。特に1兆4000億ドルの資金量を有する投機マネーは、早々と反攻に転じようとするだろう。反攻の糸口は、あるいはスペインやポルトガル国債の格付け引き下げになるかもしれない。そのときは攻撃の対象がユーロに絞られ、EU対投機マネーの総力戦になる可能性さえありうるだろう。 …
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財政or景気のワナ : はまった市場 (中)

◇ 財政出動は困難の見方 = ユーロ加盟国は財政の負担が増大したため、今後は財政面から景気浮揚策を講じることは難しくなったという見方が強まった。ここから、こんどはEUの景気に対する不安が高まっている。いま世界経済はリーマン・ショックから立ち直る道を歩んでいるが、EUの回復ぶりは明らかに遅れている。 たとえば1-3月期のGDP成長率…
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財政or景気のワナ : はまった市場 (上)

◇ 拡散した財政不安 = 世界中で株価が急落している。先週はダウ平均が427ドル、日経平均も678円の大幅安となった。日経新聞の推計によると、この1か月間で世界の時価総額は7兆ドル(約630兆円)も減少した。将来に対する不安から、投資家がリスク資産を圧縮したためである。 もともとはギリシャの財政破綻にあった。それがスペインやポルト…
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今週のポイント

ヨーロッパ風邪に感染して、株式市場はダウンしてしまった。日経平均は週間678円の大幅な値下がり。あっさりと1万円の大台を割り込んだ。特に最終日の21日は、日経平均を構成する225銘柄のうち値上がりしたのは8銘柄だけという惨状。ダウ平均も週間427ドルの下落で、一時は1万ドルを割り込む場面もあった。 日米ともに景気の回復が進行してい…
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今週のポイント

実体経済の回復とユーロをめぐる不安。株価はこの2つの力に押されたり引かれたりして、振幅を拡大している。それでも先週はダウ平均が240ドル、日経平均も98円の値上がりとなった。じっさい日米ともに景気回復の進行を示す経済指標が次々と発表されている。特に3月期の企業収益は、予想を上回る好決算も多かった。 だがギリシャに端を発したヨーロッ…
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金高騰が映す 世界的な財政不安

◇ 史上最高値を更新 = 金相場がまた史上最高値を更新した。ニューヨーク商品市場の金先物相場は12日、取り引き時間外だったが、一時1トロイオンス=1235ドル20セントに達した。金の先物相場は昨年9月に1000ドルの大台を突破、12月には1200ドル台に乗せた。その後は高値圏でのもみ合いが続いていたが、ここへきて再び騰勢を強めている。 …
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今週のポイント

ギリシャ発の信用不安。その第2波が襲ってきて、先週は世界的に株価が急落した。ダウ平均は週間628ドルの値下がり。特に6日は一時的に998ドル安と、過去最大の下げ幅を記録した。金融機関による誤発注が原因だとも言われたが、真相はまだ不明。このコンピュ-タ-時代に、原因が判らないというのも不思議な話である。 日経平均も、2日しかなかった…
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南ヨーロッパ発の “低気圧” (下)

◇ ECの試金石にも = 財政難に陥ったギリシャ、ポルトガル、スペインの3国は、いずれもEU(ヨーロッパ連合)の加盟国である。このため今回の問題も、最終的にはECB(ヨーロッパ中央銀行)やドイツあるいはフランスなどの有力加盟国が面倒をみるだろうと考えられている。そうなれば、南欧の“低気圧”も急速に勢力を弱めるだろう。 ところがドイ…
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