テーマ:財政

またしても財源なし : 景気対策

◇ 15年度の税収は予算割れ = 安倍首相は「日本経済がデフレに逆戻りするのを防ぐため、今秋にも経済対策を断行する」と、しばしば明言している。これを受けて、経済界では「10-20兆円の財政出動」を期待する声が高まってきた。参院選での公約にもなった形だが、現実は厳しく財源のメドは立たない。 財務省の集計によると、15年度の税収総額は…
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根回しに失敗した 財政出動論

◇ サミットより国民に目線を = 世界経済は、ゆっくりと下降線をたどっている。そんなとき今月26-27日に開かれる伊勢志摩サミット。そこで議長を務める安倍首相が音頭をとって、先進国が一斉に景気対策を打ち出せば、世界経済にカツを入れることが出来るだろう。いわば世界版アベノミックスの登場だ。 安倍首相はまず3月末、ワシントンでオバマ大…
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景気重視に傾斜する ユーロ圏 (下)

◇ 民意が求める政策転換 = イタリアの経済成長率は11年後半からマイナス。12年の失業率は10.7%、若年者の失業率は35%に達した。工業生産はこの2月まで18か月連続、小売り売上高も8か月連続で減少している。この不況に国民は耐えられず、選挙では「財政再建より景気回復」を公約しなければ、票が集まらなくなってしまった。緊縮政策に対する有…
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景気重視に傾斜する ユーロ圏 (上)

◇ 財政再建にはブレーキ = ECB(ヨーロッパ中央銀行)は先週の理事会で、政策金利を0.75%から0.5%へ引き下げた。昨年7月以来の利下げ。これでEUの金利も史上最低になった。EUが発表した13年のユーロ圏の実質成長率は、マイナス0.4%の見通し。12年もマイナス0.6%だったから、2年連続のマイナス成長になる。緊縮財政の影響で内需…
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アメリカは “崖”に落ちるのか ?

◇ 深刻な“ねじれ”議会 = アメリカ議会は“財政の崖”問題を、クリスマス前に解決できなかった。休み明けの26日から交渉を再開しているが、年内の決着は困難という見方が強まっている。共和党の内部で妥協に反対する強硬論が高まっているためで、オバマ大統領も“ねじれ”議会には手を焼いているようだ。 “財政の崖”というのは、この年末で所得減…
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大きなヤマ場 / EU首脳会議 (上)

◇ 重大な4つの議案 = EU(ヨーロッパ連合)27か国の首脳は今週8-9日、ベルギーのブリュッセルでユーロ圏の命運を左右する重要な会議を開く。逆巻く財政・金融不安を鎮静させるため、この首脳会議が検討する主な議題は①各国の予算作りを監視・介入する制度②共同債券の発行③EFSFの拡充④ECBの国債購入--の4つ。どこまで合意できるかによっ…
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とうとう1600ドルに : 金の国際価格

◇ 3年4か月で6割の上昇 = 金の先物価格がとうとう1600ドル台に乗せた。ニューヨーク商品取引所の金先物相場は10日間続伸、18日には一時1トロイオンス=1607ドル90セントの史上最高値を付けた。金相場が1000ドルに達したのは08年3月、それから3年4か月で6割も値上がりしたことになる。東京でも19日の小売価格が1グラム=430…
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イタリアに飛び火 / 欧州の財政危機

◇ 次の標的は日本か? = EU(ヨーロッパ連合)内部の財政不安がギリシャから、スペインとイタリアにまで飛び火した。スペインの長期国債利回りは6.3%台に、イタリア国債も6%台に急騰。このためヨーロッパ各国の株式とユーロが売り込まれた。ニューヨークと東京でも株価は値下がり、円相場は急上昇している。 発端は11日のユーロ圏財務相会議…
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財政問題で与野党が激突 / アメリカ

◇ オバマ大統領も“ねじれ”に苦戦 = アメリカが新規の国債を発行できなくなっている。米財務省の発表によると、アメリカ政府の債務残高は5月16日に、法律で定められた上限の14兆2940億ドルに達した。このため新規の国債を発行することが不可能になり、過去の国債を償還するための資金も調達できなくなった。このままだと、アメリカは国家としてのデ…
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アイルランド問題 : 3つの教訓

◇ 財政赤字のGDP比は32%に = 財政難に陥ったアイルランドに対して、ヨーロッパ金融安定化基金が9000億ユーロ(約10兆4000億円)の支援を決定した。まだ不安視する見方も少なくないが、燃え上がりそうになったアイルランド問題は、これで初期消火に一応は成功したように見受けられる。 アイルランドの大手金融機関は破格の優遇条件で海…
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緊急経済対策は 誇大表示 ? (上)

◇ 財政支出は5兆0500億円 = 政府は8日の閣議で「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」を決定した。財政支出の規模は5兆0500億円。いま開会中の臨時国会に10年度補正予算案として提出、会期中の成立を目指す。社民党や新党日本も賛成しているので、成立の可能性はきわめて高い。 財源には、10年度税収の予算超過分2兆2000億…
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アメリカも 財政不況だ (下)

◇ 追加対策は議会で難航 = リーマン不況に直面したオバマ大統領は昨年春、総額8620億ドル(約73兆円)にのぼる景気対策法を成立させた。所得減税や新車・住宅の購入減税、高速道路の改修、代替エネルギーへの開発投資などが中核。ところが、その景気刺激効果はしだいに低下している。予算局の推計によると、対策のGDP押し上げ効果は、4-6月期の4…
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アメリカも 財政不況だ (上) 

◇ 雇用の減少に手を打てず = アメリカ労働省が発表した7月の雇用統計。失業率は9.5%で前月と変わらなかったが、農業を除く雇用者数は13万1000人の減少となった。景気の回復を反映して1-5月は増加を記録していたが、6月は22万1000人の減少。続いて7月も減少したために、景気の将来に対する不安が一挙に高まってしまった。 雇用が…
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財政と景気は 両立できるのか (Ⅳ)

◇ 成功すればノーベル賞? = 高齢化の進展で、医療や介護に対する需要は今後も拡大する。その半面で供給力は不足しているから、この分野に財政資金を投入すれば景気の刺激に役立つという考え方は正しい。だが問題は、その費用対効果だ。医療や介護のコストは大部分が人件費だから、仮に1兆円を投じてもGDPを1兆円増やすことは難しそうだ。 「景気…
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財政と景気は 両立できるのか (Ⅲ)

◇ 増税しても景気はよくなる? = 菅新首相のこれまでの言動から、志向する経済政策の輪郭を描いてみよう。財務相だった5月の記者会見では、11年度の新規国債の発行額について「今年度当初予算の44兆3000億円を超えないよう全力で努力する必要がある」と述べている。また民主党代表選に立候補したときの会見では「無限に借金が増える方向性を正したい…
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財政と景気は 両立できるのか (Ⅱ)

◇ 財政再建競争の時代へ = ギリシャの財政破綻が表面化したのは4月下旬、まだ3か月もたっていない。だが世界経済の雰囲気は、そこから一変してしまった。経済の先行きに対する不安の再燃と、財政再建の必要性についての認識が各国で一気に高まっている。G20会議の共同声明も、こうした明らかな変化を如実に反映したものだ。 EUとIMFからの緊…
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財政と景気は 両立できるのか (Ⅰ)

◇ 苦渋のG20共同宣言 = 韓国の釜山で開いたG20(主要・新興20か国)財務相・中央銀行総裁会議。採択した共同声明には「深刻な財政課題を抱える国は、健全化ペースの加速が必要」と書かれている。一見すると常識的な文面だが、よく考えてみると実に不思議な表現だ。 いまヨーロッパ諸国はもちろん、アメリカも日本も大きな財政課題を抱えている…
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財政or景気のワナ : はまった市場 (下)

◇ 投機マネーの反攻 = 市場は“財政と景気のワナ”から抜け出そうとする。特に1兆4000億ドルの資金量を有する投機マネーは、早々と反攻に転じようとするだろう。反攻の糸口は、あるいはスペインやポルトガル国債の格付け引き下げになるかもしれない。そのときは攻撃の対象がユーロに絞られ、EU対投機マネーの総力戦になる可能性さえありうるだろう。 …
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財政or景気のワナ : はまった市場 (中)

◇ 財政出動は困難の見方 = ユーロ加盟国は財政の負担が増大したため、今後は財政面から景気浮揚策を講じることは難しくなったという見方が強まった。ここから、こんどはEUの景気に対する不安が高まっている。いま世界経済はリーマン・ショックから立ち直る道を歩んでいるが、EUの回復ぶりは明らかに遅れている。 たとえば1-3月期のGDP成長率…
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財政or景気のワナ : はまった市場 (上)

◇ 拡散した財政不安 = 世界中で株価が急落している。先週はダウ平均が427ドル、日経平均も678円の大幅安となった。日経新聞の推計によると、この1か月間で世界の時価総額は7兆ドル(約630兆円)も減少した。将来に対する不安から、投資家がリスク資産を圧縮したためである。 もともとはギリシャの財政破綻にあった。それがスペインやポルト…
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ECのお荷物 : ギリシャの命運 (下)

◇ オリンピックのうちに = EUは11日の臨時首脳会議で、ギリシャを支援することで合意。これを受けて15-16日に開いた財務相会議では、ギリシャ政府の財政再建計画を承認した。そのうえでギリシャ政府に対して、10年中に財政赤字のGDP比を4ポイント引き下げるための具体的な措置を、3月16日までに提出するよう求めている。 この3月1…
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EUのお荷物 : ギリシャの命運 (中)

◇ 国家の粉飾決算 = ギリシャは面積が日本の3分の1、人口は10分の1という小国だ。しかし西洋文明の源流、由緒ある国でもある。そのギリシャが、いま大混乱に陥っている。発端は昨年10月の総選挙。全ギリシャ社会主義運動が勝って、パパンドレウ政権が発足した。そこでカラマンリス前内閣が財政赤字を小さく見せるために、細工していたことが発覚した。…
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EUのお荷物 : ギリシャの命運 (上)

◇ 景気の回復も一時停止 = EU(ヨーロッパ連合)が、99年に通貨を統一してから最大の経済問題に直面している。ギリシャを火元とする南ヨーロッパ3国の財政危機に、どう対処するか。処理を誤ると、EUの結束にヒビが入りかねない。ユーロの信認にも、深刻な懸念を生じる。世界経済全体にとっても重大な影響があるだけに、ここ当分の動きから目を離せない…
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驚くべき景気の急降下 : このあとは? (下)

ことし1-3月期のGDP速報値は年率15.2%の記録的な落ち込みとなったが、エコノミストの予測によると4-6月期は1.1%のプラス成長が見込めるという。もし予測の通りになれば、景気はV字型に回復することになる。ところが7月以降も、このV字型回復が持続することは期待できそうにない。 成長率が4-6月期にプラスとなるのは、輸出の減少が…
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税収不足3兆円? みんな“赤字不感症”?

財務省の集計によると、3月末の国税収入は35兆円だった。08年度の当初予算に組み込んだ税収額53兆6000億円に比べると、まだ65%にしか達しない。政府は昨年末、不況による税収の減少を見越して、税収予算を減額した。だが、その補正額の46兆4000億円に対しても、まだ75%の収入しかない。 もちろん、08年度の税収は7月にならないと…
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