テーマ:ギリシャ

時間を稼いだ ギリシャ合意

◇ 首脳会談は徹夜・17時間 = ギリシャへの新たな支援を巡って議論を続けたユーロ圏19か国の首脳会議は、13日朝ようやく大筋の合意に達した。前日から17時間、徹夜の交渉だった。現地からの第1報によると、ギリシャ側は①年金支給年齢を67歳に引き上げる②消費税の実質的な引き上げ③国有財産の売却ー―などを受け入れ、これらを15日までに法制化…
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EUの構造的な欠陥 : ギリシャ問題 (下)

◇ 通貨・金融と財政・政治の不一致 = ギリシャがEUに加盟したのは1981年。それまでヨーロッパの小国だったギリシャは、比較的に高い金利を支払って国債を発行しなければならなかった。ところがユーロ圏に入ったため、低い金利のユーロ建て国債を発行できるようになる。歴代内閣はこのカネを使って、年金支給額を引き上げ、公務員を増員してきた。ここに…
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EUの構造的な欠陥 : ギリシャ問題 (上)

◇ 偽装的な合意もありうる = ギリシャの国民投票は、緊縮反対派が予想以上の大差で圧勝した。国民の多くは経済的な困窮に耐えられず、銀行の閉鎖さえもEUの圧力によるものと受け取ったに違いない。ギリシャ経済を再建する方法論よりも、感情論が勝ったと言えるだろう。これでチプラス首相は強気で交渉に臨むだろうが、だからといってEU側も大きく譲歩する…
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今週のポイント

◇ 緊縮反対を選んだギリシャ国民 = ギリシャの国民投票は先ほど終了し、有権者はEU・IMFが求める厳しい緊縮政策を受け入れない道を選択した。チプラス首相は勝利宣言し、この結果をもとにEU・IMF側と再交渉に入る姿勢。だがEU・IMF側が、支援の条件を緩和する可能性はほとんどない。ギリシャの将来はいっそう不透明さと困難性を増したと言える…
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国民投票で決まる EU離脱 / ギリシャ

◇ どちらに傾くか、有権者の感情 = EU・IMFが突き付けた厳しい緊縮政策を受け入れるかどうか。ギリシャは5日の日曜日に国民投票を実施、この問題について有権者の賛否を問う。直近の世論調査では、受け入れに賛成の方が多い。だが実際に銀行が閉鎖されるなど事態が切迫したいま、国民が「この事態は困る」と考えるのか。それとも「EUに憎しみを持つ」…
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デフォルトは 不可避か / ギリシャ

◇ こじれた最終局面 = きょう30日は、ギリシャがIMF(国際通貨基金)に対する15億ユーロの返済期限。ギリシャ側はEU・IMFに「国民投票を実施するから、返済に必要な融資を」と要求したが、EU側はこれをあっさり拒否してしまった。したがって、ギリシャ政府がきょう中に「EU側が求める緊縮案」を呑まない限り、デフォルト(債務不履行)に陥る…
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命運が定まる 18日の会議 : ギリシャ

◇ デフォルト ⇀ EU離脱の公算も = ギリシャ問題が、とうとう大詰めの段階を迎えた。EU・IMFの債権者側とギリシャは、10日と14日に実務者会議を開いたが話し合いは決裂。そのまま18日にルクセンブルグで開くユーロ圏財務相会議を迎えることになってしまった。だが、この会議で交渉が決着する可能性はきわめて小さい。 ギリ…
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滝壺が見えてきた ギリシャ

◇ デフォルトを覚悟した? = EUとギリシャの交渉が、いぜん難航している。EU側が財政再建の加速化を要求しているのに対し、ギリシャ政府は年金の増額と最低賃金の引き上げは選挙公約だから撤回できないと拒否。また消費税引き上げと軽減税率の廃止については議会と世論が猛反対しており、政府も手が付けられない状態に追い込まれている。 ギリシャ…
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進退きわまった ギリシャ (下)

◇ EU離脱の国民投票も = ギリシャ政府が大変な苦境に陥っていることは確かである。財政改革を進めなければ、EUやIMFから融資を受けられない。だが緊縮財政を断行すれば、内閣の存続が危うくなる。前にも後ろにも進めず、身動きがとれない。だから財務相会議でも、はっきりした受け答えができなかった。だが迷っているうちにも、状況は刻々と悪化して行…
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進退きわまった ギリシャ (上)

◇ 運命の日は5月11日? = ギリシャに対する金融支援を決定するために開いた先週末のユーロ圏財務相会議は、激論の末に決裂してしまった。ギリシャ側が財政改革についての計画案を、ほとんど提示しなかったためである。この結果、EUやIMFが用意していた72億ユーロ(約9400億円)にのぼる融資は、実行されなかった。ギリシャの資金繰りは、ますま…
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EUのアキレス腱 : ギリシャ対策 (下)

◇ ちらつくロシア・中国の影 = もしギリシャ新政権があくまで緊縮政策の実行に反対すれば、EUとしては金融支援を続けるわけにはいかない。その結果、ギリシャが資金不足でデフォルトになると、ヨーロッパ経済は大混乱に陥るだろう。それはどうしても避けたい。さらにギリシャがEUから離脱することにでもなれば、もっと大変だ。EUとしては絶対に避けたい…
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EUのアキレス腱 : ギリシャ対策 (上)

◇ ギリシャは屈服したのか = ユーロ圏19か国の財務相は20日の会合で、ギリシャに対する金融支援を4か月間延長することを決めた。EUとIMFによる現行の金融支援は2月末で期限切れとなるが、この合意によってギリシャは6月末まで支援を受けられることになる。当面のデフォルト(債務不履行)が回避されたことから、先週末のダウ平均は2か月ぶりに史…
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原油安・ECB・ギリシャの読み方 (下)

◇ 妥協の余地はあるのか = ギリシャの総選挙では、反緊縮の旗を掲げた急進左派連合が予想通り圧勝した。定数300の議会で149議席を獲得、13議席をとった「独立ギリシャ人」党と連立内閣を立ち上げる。独立ギリシャ人党は緊縮政策に反対して、与党だった新民主主義党を離脱したグループ。これでチプラス新首相が率いる新与党は、完全に反緊縮で固まった…
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ギリシャ不穏の 深層 (下)

◇ 前回より深刻な要素を内包 = ギリシャでは09年に多額の財政赤字を粉飾していた事件が発覚。これを機に国債が暴落して、深刻な財政危機と金融不安に陥った。この危機はEUとIMFによる2400億ユーロ(約35兆円)にのぼる金融支援でなんとか乗り切ったが、その条件がきびしい緊縮政策の実行だった。今月25日の総選挙で野党が勝利すると、このEU…
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ギリシャ不穏の 深層 (上)

◇ 今月25日に総選挙 = ギリシャ議会は昨年12月、3回にわたって大統領を選出するための投票を行ったが失敗。このため議会が解散され、1月25日に総選挙を実施することになった。総選挙では、EUの金融支援を受けながら緊縮財政を実行している与党の新民主主義党と、緊縮財政に強く反対している急進左派連合などの野党が鮮明に対立。仮に野党が勝てば、…
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9月は 忙しくなるぞ ! (上)

◇ ヨーロッパが動く = 残暑は厳しいが、間もなく9月入り。夏休みが明けて、世界経済は大きく動く気配を見せている。ユーロ経済が、一つのヤマ場を迎えることは確実だ。大統領選挙を目前にして、アメリカ経済も試練のときを迎える。日本も“政治の秋”に突入する。全体として、いい方向に進むのか、悪い方向に進むのか。それはまだ判らない。 9月初旬…
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日本の政治に “ギリシャ化”の危険

◇ 予想される少数政党の乱立 = 秋の総選挙が確実の情勢になってきた。すでに各政党は、その準備に入っている。ところで政党は、いまいくつあるのだろう。民主・自民・公明・共産・社民・国民新・みんなの・新党日本・たちあがれ日本・新党改革。さらに民主党を離脱した国民の生活が第一。それに橋下大阪市長の維新と河村名古屋市長の減税日本が加われば、なん…
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スペイン危機 : EUの対応能力に ?? (下)

◇ 想定外の事態に発展か = ESMというのは、ギリシャ危機に直面してEU27か国が10年末に設立を決めたヨーロッパのIMF版。財政危機に陥った加盟国を支援するための機構で、各国が5000億ユーロを拠出する。7月1日に発足させる予定だったが、ドイツ国内で憲法違反の提訴があり延期された。ドイツ憲法裁判所は9月12日に判決を下す予定で、それ…
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スペイン危機 : EUの対応能力に ?? (上)

◇ 銀行不安から財政不安へ = ギリシャ型の財政・金融不安が、ついにスペインへ伝染した。ユーロ圏17か国は先週20日、スペインの銀行に対する緊急融資300億ユーロの支出を正式に決めた。ところが同じ日、スペインの国債は大きく売り込まれ、10年もの国債の流通利回りは危機水準といわれる7%を超えて7.3%にまで上昇してしまった。なぜだろう。 …
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ギリシャは 条件闘争へ 

◇ ドイツとの厳しい交渉 = ギリシャの再選挙では、財政緊縮政策の必要性を訴えたND(新民主主義党)が第1党になった。近日中にやはり緊縮派のPASOK(全ギリシャ社会主義運動)と連立内閣を樹立する見通しだ。この連立内閣は議会を解散する前の体制と同じだが、当時はPASOKが第1党。こんどは両党の立場が逆転する。緊縮政策の修正については、ど…
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今週のポイント

ギリシャの再選挙は、緊縮派のND(新民主主義党)が勝利を獲得した。ユーロ圏に留まりたいという国民の願望が、緊縮反対派を抑えたと言える。これで市場も一安心。ユーロも買い戻されているから、きょうの東京市場では円の対ユーロ相場が下がるだろう。だが選挙の最終結果はまだ判明していないから、注意が必要だ。 アテネからの報道によると、NDは第1…
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ギリシャ再選挙の 勘どころ

◇ ユニークな選挙制度 = ギリシャの再選挙が、あさって17日に実施される。ユーロ圏の将来を左右しかねない重要な政治イベントだ。そこで現在の情勢や、再選挙の見どころ・勘どころをまとめておこう。 ギリシャの選挙制度には、一風変わった点が2つある。1つは最も多くの得票を集めた政党に、ボーナスとして50議席が与えられること。ギリシャは定…
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今週のポイント

世界の株価は、一応の底値を確認できたようだ。特にダウ平均は先週436ドルの値上がり。1万2500ドルを10日間で回復した。週末には中国の利下げを好感、タイミングよくFRBのバーナンキ議長が「金融緩和を準備中」と議会で証言。株価を押し上げている。その口先介入力は衰えていない。どこかの中央銀行総裁にも、少し見習ってもらいたいものだ。 …
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オリンポスの霧 / ギリシャの再選挙 (下)

◇ 開き直った? ギリシャ = ギリシャの政党を色分けしてみると、緊縮政策の継続を主張しているのは5月6日の総選挙で1位になったND(新民主主義党)と3位に転落したPASOK(全ギリシャ社会主義運動)だけ。あとは2位に躍進したSYRIZA(急進左派連合)をはじめ4位以下の少数政党のすべてが、緊縮反対もしくは大幅な修正を掲げている。 …
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オリンポスの霧 / ギリシャの再選挙 (上)

◇ 複雑きわまる今後の展開 = 最近の選挙は事前の世論調査で、結果をほぼ見通せることが多い。5月6日に実施されたギリシャの総選挙も事前の予想が当たって、連立を組んでいた第1党のPASOK(全ギリシャ社会主義運動)と第2党のND(新民主主義党)が惨敗。小政党だったSYRIZA(急進左派連合)が急伸した。この3党が新しい連立工作に失敗したた…
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今週のポイント

日経平均は先週、31円の値下がりだった。これで8週連続の下落。バブル崩壊で金融不安が発生した92年春の9週連続下落に次ぐ記録となってしまった。4月初めからの8週間の下げ幅は1503円。下落率は15%に達している。外国人投資家が売り越しに転じたうえ、国内の個人投資家も買い意欲を鈍らせた。一方、ダウ平均は先週85ドルの値上がり。4月初めから…
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今週のポイント

世界の金融市場はメイ・ストームに襲われている。ダウ平均は6日間の続落、先週だけで451ドルの大幅な値下がりとなった。終り値の1万2369ドルは1月6日以来の安値。フェイスブックの超大型上場で話題を呼んだナスダック市場も5日間の続落、1月18日以来の安値に沈んだ。JPモルガン・チェース銀行の巨額損失もあって、金融株の下げがきつい。 …
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地殻変動のユーロ圏 / 独仏は連携できるのか (下)

◇ ギリシャはユーロ圏に残れるのか = ギリシャでも緊縮政策を強行した連立与党が大敗。議席の過半数にとどかず、他の少数政党と組まなければ内閣が成立しそうにない。ところが少数政党は、いずれも緊縮政策に大反対。連立工作は難航しており、情勢はきわめて混とんとしている。再び総選挙が行われる可能性が高まっているという。 いずれにしても新内閣…
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今週のポイント

フランス大統領選挙の決選投票、それにギリシャの総選挙。先週はその結果と影響が重くのしかかった。加えて4月の雇用統計が予想よりも悪い。これで強気を貫いてきたニューヨーク株式市場も、先週は一服せざるをえなかった。ダウ平均は週間190ドルの値下がり。それでも1万3000ドル台は死守している。 東京市場は連休の谷間。さらに円高と夏の電力不…
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変調する 政治基盤 / ユーロ圏

◇ サルコジ大統領に勝ち目なし = フランス大統領選挙の決選投票が6日に行われる。事前の世論調査からみる限り、サルコジ現大統領が勝つ可能性はほとんどない。ところが社会党のオランド前第1書記が当選しても、社会党は議席数が少ないから他党と連立内閣を作るしかない。第1回投票の結果は国民戦線が3位、左派戦線が4位。しかし国民戦線は極右だから連立…
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