テーマ:日銀

安倍総理への質問状⑤ 物価2%目標

◇ 全く理解できない政策 = 日銀は今月21-22日の金融政策決定会合で、いわゆる“物価2%目標”の導入を決定するとみられている。安倍首相が「もし導入しなければ、日銀法の改正も辞さない」と半ば恫喝に近い姿勢で迫ったためだ。もともと臆病な日銀だから、従わざるをえないだろう。しかし物価の2%上昇を金融政策の目標にするというこの考え方は、全く…
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金融緩和の 効果はあるのか ?

◇ 不可解な物価2%目標 = 日銀は先週、ことし5回目となる量的金融緩和の拡大策を決定した。資産買い入れ基金の上限を10兆円引き上げ、101兆円にする。同時に安倍首相の要請を受け入れる形で、来年1月の政策決定会合で「物価上昇率2%を金融政策の目標にする」ことを検討することになった。 日銀が10年10月に量的緩和政策を始めたとき、基…
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寂しい外需頼みの姿 : 日銀短観

◇ 補助金政策は大失敗 = 日銀が発表した12月の企業短期経済観測調査によると、大企業・製造業の業況判断指数はマイナス12に落ち込んだ。3か月前に比べると9ポイントの低下。大震災後の11年6月時点の調査を下回る水準にまで急降下した。輸出の減退が主な原因になっている。 業種別にみると、電気機械や一般機械、造船や重機の業況判断が一斉に…
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安倍総裁の金融論は 超危険!

◇ 金融緩和とは異質の考え方 = 自民党の安倍総裁が日銀に対して強力な金融緩和を求め、大きな話題になっている。その発言は「日銀に無制限の金融緩和を進めさせる」から「日銀に建設国債をすべて買い入れさせる」と発展。さらには「輪転機をぐるぐる回して無制限にお札を刷る」とまで先鋭化した。 こうした発言に刺激されて、市場では円相場が急落、株…
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今週のポイント

◇ 日米の株価が逆転 = 年初来の上昇率で、日米の株価が逆転した。ダウ平均は先週も227ドルの値下がり。4週連続の下落で、この間の値下がり幅は755ドルに達している。企業収益の鈍化やヨーロッパの信用不安など原因はさまざまだが、最大の要因は“財政の崖”に対する警戒感。ダウ平均の年初来上昇率は3.0%にまで縮小した。 日経平均は先週2…
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効き目なし : 日銀の金融緩和政策 (下)

◇ 残る手段は外債の買い入れ = なぜ金融緩和政策の効果がなくなったのか。もう少し考えてみよう。日銀が国債などを大量に購入すると、それだけ大量の資金が市中に放出される。これによって市中の金利が下がり、企業や個人の借り入れが進む。これが最も期待される金融緩和の効果だが、ゼロ金利政策で金利が十分に下がっているからほとんど効果はない。 …
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効き目なし : 日銀の金融緩和政策 (上)

◇ 円は上昇、株価は下落 = 日銀は10月30日の政策決定会合で、新たな金融緩和策を決めた。9月にも資産買い入れ基金の10兆円増額を決めており、2か月連続の金融緩和はきわめて異例。その内容は①資産買い入れ基金の11兆円増額②貸し出し増加支援基金の新設③デフレ脱却を強調した政府との共同文書-―の3本立てとなっている。 資産買い入れ基…
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企業マインドは弱含み : 日銀短観

◇ 設備投資計画が委縮 = 日銀は1日、9月分の企業短期経済観測調査を発表した。それによると、大企業・製造業の業況判断DIはマイナス3で、6月調査の結果より2ポイント悪化した。全規模・全産業のDIもマイナス6となり、2ポイント悪化している。企業マインドは、ゆるやかな下り坂に差しかかったと考えていい。 この調査は、日銀が1万0722…
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首すくめる 日銀 : 安部氏の登場で

◇ 最強の金融緩和論者 = 安部晋三元首相が、自民党の総裁に返り咲いた。父君の故晋太郎氏とともに名前に頂く“晋”は、高杉晋作に由来したものと言われる。一見すると温和そうだが、言い出したら聞かないタカ派。その安部新総栽の持論の1つが、日銀による徹底的な金融緩和だ。 安部氏の経済哲学は、常に経済成長に重点を置いている。たとえば消費増税…
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だれのための 金融緩和か (下)

◇ 国債の売買で巨額の利益 = 日銀は10兆円の国債買い入れを、来年末までに実行する予定。すでに日銀はことし6月末時点で96兆円の国債を保有しているから、来年末時点では少なくとも106兆円の国債を保有することになる。日本の国債発行額は11年度、12年度ともに44兆円。比べてみれば、その大きさは異常と言えるほどだ。 この日銀の買い支…
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だれのための 金融緩和か (上)

◇ 景気浮揚の効果なし = 日銀は先週19日、量的金融緩和の拡大を決定した。資産買い入れ基金の総額を70兆円から80兆円に増やす、というのがその内容。増えた10兆円で、市場から国債を買い取る方針だ。事前の予想は5兆円の増額だったから、安住財務相は「サプライズだ」と称賛。日経平均は100円以上も値上がりし、円相場は大きく下落した。 …
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今週のポイント

◇ 株式市場はひと休み = 待望の量的金融緩和が実施されて、ニューヨーク市場は当面の目標を見失った。ダウ平均は小幅の変動に終始し、週間では14ドルの値下がり。4年9か月ぶりの高値圏に入っただけに、利益確定売りも目立つ。こうしたなかで、ナスダック市場でアップルの高値更新だけが際立っていた。 いわば株式市場はひと休みの形だが、今週は強…
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歯止め失った 国債買い入れ / 日銀

◇ “銀行券ルール”を逸脱 = 中央銀行が無制限に国債を買い入れれば、財政節度が失われ日銀の信用にもキズが付く。そこで国債の保有額は、日銀券の発行残高以下に抑える。日銀が自ら作った“銀行券ルール”である。そのルールが、いとも簡単に破られてしまった。 日銀の発表によると、8月10日時点の銀行券発行残高は80兆7876億円。これに対し…
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日銀の 困惑 と ビビり

◇ 政治と市場の圧力に流される = 政府は先週の国家戦略会議で、新しく「デフレ脱却に向けた閣僚会議」の設置を決めた。古川経済財政相が主宰し、安住財務相や枝野経済産業相ら関係閣僚が出席。白川日銀総裁もオブザーバーとして参加する。このニュースを見て、市場では「27日の金融政策決定会合で追加の緩和策は必至」という予想があっという間に広がった。…
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慎重な 経営者の姿勢 / 日銀短観

◇ 製造業の業況は改善せず = 日銀は2日、3月の企業短期経済観測調査を発表した。それによると、大企業・製造業の業況判断DI はマイナス4で、昨年12月調査の結果と変わらなかった。事前の民間予測を下回っている。一方、大企業・非製造業のDI はプラス5となり、前回より1ポイント改善した。この水準は08年6月以来の高さである。 製造業…
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今週のポイント

株式市場には、ひと足早く“春一番”が吹き込んだ。日経平均は先週437円の値上がり。一時は9400円を超えて、昨年8月以来の水準を回復した。アメリカの景気回復とヨーロッパ情勢の好転で、円相場が対ドルでも対ユーロでも大きく反落。さらに日銀の追加的な金融緩和が加わった。昨年末からの外国人投資家による買い越しが続き、国内の投資家も復帰したため、…
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難解きわまる 日銀の論理

◇ 目標とメドの違いは? = 日銀は14日の金融政策決定会合で、望ましい物価水準と金融緩和の追加策を決定した。物価水準については従来「2%以下のプラス領域にあり、中心は1%程度」としてきたが、この表現はいかにも判りにくいという批判が出ていた。そこで今回は、これを「当面は中長期的な物価安定のメドを1%とする」に改めている。 多少は判…
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あきれた 日本銀行の小心翼々

◇ お粗末すぎた円高対策 = 日銀は先週21日、円高の阻止を目的とした金融緩和の追加策を決めて発表した。その内容は、資産買い入れ基金の規模を50兆円から55兆円に増やす。この増加分5兆円はすべて残存期間1-2年の国債購入に充てる。こうして長期金利の引き下げを図り、日米間の金利差を拡大することで、円に対する投資需要を減らし相場を下げようと…
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円高・株安対策 / 新しい発想で (下)

◇ 日銀は株価対策を! = 日銀は昨年10月、量的金融緩和の新しい手段として「資産買い入れ基金」を創設した。市中銀行が保有する国債や社債、それにETF(上場投資信託)を買い入れることによって、市中に新しい資金を供給する仕組み。市中金利を下げて景気を刺激し、また日米間の金利差を拡大させて円高を抑制することが狙い。 今回の円急騰に対し…
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意外な結果 / 日銀・短観の再集計

◇ 大企業・全産業はむしろ改善 = 日銀は4日、企業短期経済観測を再集計した結果を発表した。これは3月分の調査中に大震災が発生したため、地震発生の3月11日以前に回収した分と以後に回収した分を区別して、集計し直したもの。その結果は当然、大幅に悪化すると予想されたが、大企業・全産業の業況判断が逆に改善するなど、意外な内容になった。 …
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日銀短観にみる 景気の状態 (下)

◇ 景気の停滞は長引く? = 日銀短観では調査対象の企業に、3か月先の予想も聞いている。それによると、大企業・製造業は来年3月の業況判断をマイナス2と予想した。今回の調査よりも7ポイント悪化することになる。もし、この予想が正しければ、景気の落ち込み方は10-12月期より来年1-3月期の方が大幅になってしまう。今回はやや改善した中小企業・…
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日銀短観にみる 景気の状態 (上)

◇ 景気の落ち込みは浅い? = 日銀は15日、12月分の企業短期経済観測調査を発表した。その内容を紹介しながら、現在の景気動向を描き出してみよう。この調査は日銀が全国1万1000社以上の企業を対象に、各企業の業況や売り上げ・利益・設備投資・雇用などに対する判断を聞いている。3か月ごとに実施しており、今回は11月11日から12月14日の間…
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日銀の緩和政策 : まだ不十分 (下)

◇ 再び迫られる追加策? = 日銀が決めた金融緩和政策は、金利の引き下げと量的な緩和の二本建てだ。だが金利の引き下げは0.1%を0%に下げたところで、タカが知れている。資産買い入れ基金が国債などを購入すれば、市中の流動性が増大することは確か。しかし現状でも金融機関や企業はカネ余りの状態だから、その景気浮揚効果にはあまり期待できない。 …
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日銀の緩和政策 : まだ不十分 (上)

◇ 日銀にしては踏み込んだけれど = 日銀は5日の金融政策決定会合で、新たな金融緩和策を決めた。そのポイントは3つ。第1は政策金利を現行の0.1%から0-0.1%に引き下げること。0-0.1%などと不思議な表現だが、要するに無担保コール翌日物の誘導金利をゼロにする。4年3か月ぶりにゼロ金利政策を復活するという意味だ。 第2は、この…
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今週のポイント

きょうとあす、日銀が開く金融政策決定会合。ここで、どんな追加緩和策が決まるのか。もちろん何も決定しない可能性もないわけではないが、日銀もそこまで鈍感ではないだろう。ただ新型オペの拡大ぐらいでお茶を濁そうとすると、産業界や市場は逆に失望する。国債の買取り増加にまで踏み切れるかどうか。 景気対策については、民主党のプロジェクトチームが…
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日銀は 常に先回りをせよ

◇ 短観は追加緩和の必要性を明示 = 日銀は29日、9月分の企業短期経済観測調査を発表した。それによると、大企業・製造業の業況判断DI はプラス8で、前期より6ポイント改善した。しかし先行きを予測するDI はマイナス1に低下。4月以降やっとプラスに這い上がったDI は、再び水面下に沈み込む見通しだ。 16業種のうち、先行きが悪化す…
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またチビった 政府・日銀 (上)

◇ 効果のない金融緩和策 = 日銀は30日、臨時の金融政策決定会合を開いて新たな金融緩和策を決めた。だが、その内容は全く迫力に欠けたもの。このため市場は、直ちに効果のない政策と判断。円相場は上昇に転じ、株価は大きく下げた。日銀の臆病すぎる姿勢は、円や景気にとってむしろ逆効果になるかもしれない。 超低金利の年0.1%で、市場に資金を…
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日銀の成長金融政策 : やってみなはれ

◇ 政府への“挑戦状”? = 日銀は15日の金融政策決定会合で、成長分野に対象を絞った新しい融資制度を決めた。環境やエネルギーなどの成長分野に融資する金融機関を対象に、総額3兆円の資金を年0.1%の超低金利で貸し付ける。市中の金融機関を通じるが、いわば日銀が積極的に企業金融に乗り出すわけで、中央銀行としては異例の行動だと言える。 …
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中堅・中小は先行き不安 / 日銀短観

日銀は14日、12月分の企業短期経済観測調査を発表した。この短観は日銀が10000社以上の企業を対象に、3か月ごとにその企業の業況判断を調べているもの。3か月前と比べて業況が「良くなった」と答えた企業の割合から「悪くなった」と答えた企業の割合を引いて、業況判断指数(DI)を作成している。ほかにも設備投資や雇用状況など、いろいろな点を調査…
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日銀・白川総裁の “豹変” (下)

◇ ひょうたんから駒 = 政府の圧力に屈した日銀の奇妙な決定だったが、その効果は予想外に大きかった。たまたまアメリカの景気見通しが明るさを増し、金利がやや上昇した。ドバイ・ショックも地域的な事件で終る可能性が高まった。そこへ日銀の決定が重なって、日本の金利はやや下がった。結果は円高が目に見えて修正された。株価も大幅に上昇した。 日…
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