円高の根底に潜む 日銀不信感

◇ 9月の政策検証に疑念 = 円高圧力が、またまた強まってきた。円の対ドル相場は先週、何回かにわたって100円を突破。6月下旬以来2か月ぶりの99円台を記録している。6月の場合はイギリスのEU離脱で緊張が高まり、安全資産と目される円が買われた。だが今回は、特に円買いを刺激するような原因は見当たらない。 新聞などの解説によると、FR…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今週のポイント

◇ 真夏の夜の夢 = ニューヨーク市場は先週、やや不可解な動きに終始した。FRBの議事録で利上げに慎重な姿勢が示され、消費者物価の上昇率が予想より低かったことなどから「9月の利上げはない」という見方が市場に広がった。だが株式市場はこの見方にあまり反応せず、ダウ平均は週間24ドル値下がりしている。ところが為替市場では大きく反応し、ドル安が…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

10か月連続で減った輸出 : 7月

◇ 自動車、鉄鋼、電機そろって減少 = 財務省が18日発表した7月の貿易統計によると、輸出は5兆7300億円で前年を14.0%下回った。この減少率は9年10月以来6年9か月ぶりの大きさ。一方、輸入は原油価格の低落で5兆2100億円にとどまった。前年比は24.7%の減少。輸入が大幅に減少したため、貿易収支は5100億円の黒字となっている。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

漂流する TPP (下)

◇ 政府・与党に戦略と覚悟はあるのか = 共和党のトランプ候補が大統領になった場合、少なくとも4年間はアメリカがTPPに参加することは期待できない。トランプ氏は「大統領になれば、クリントン候補はTPPに賛成するに違いない」と牽制。クリントン氏はやむなく「大統領になっても反対」と言わざるをえなかった。そのトランプ氏が大統領になって態度を豹…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

漂流する TPP (上)

◇ 多岐にわたる行くえ = アメリカ民主党の大統領候補となったヒラリー・クリントン氏は先週、ミシガン州で演説し「大統領になってもTPP(環太平洋経済連携協定)には反対する」と明言した。共和党の大統領候補ドナルド・トランプ氏は、当初から「TPPには絶対反対」の立場を崩していない。このため、どちらが次期大統領に当選しても、TPPの構築は困難…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ゼロすれすれの 成長率 : 4-6月期

◇ マイナス金利は住宅だけ刺激 = 内閣府が15日発表した4-6月期のGDP速報によると、年率に換算した実質成長率は0.2%にとどまった。1-3月期の2.0%成長から急減速しており、ほとんどゼロに近い水準に低下している。企業の設備投資と輸出が振るわず、住宅投資と政府による公共事業が下支えした形。景気の状態は決してよくない。 各需要…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今週のポイント

◇ リスク取り始めた投資家 = ダウ平均は先週木曜日、終り値で1万8614ドルまで上昇。史上最高値を更新した。金曜日にはやや反落したが、週間では33ドルの値上がり。原油の国際価格が大幅に反発、デパートなど小売業の収益が予想ほど悪化しなかったことが、主な買い材料となった。その背景には、世界的に大きな不安材料が影を潜めたことがある。 …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

企業版もスタート : ふるさと納税 :

◇ 個人版は順調に拡大中 = 総務省は先週、全国87の自治体に対して企業版ふるさと納税の受け入れを認可した。企業が地方自治体を選んで納税すると、その金額の約6割が法人税から控除される仕組み。個人版ふるさと納税制度とは違って、物品などの見返りはない。自治体が定めた地域の再生事業を総務省が認可し、企業はその事業に寄付する形となる。総務省は今…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

トヨタにみる 円高対処法

◇ 想定レートをより円高に修正 = トヨタ自動車は先週、17年3月期の業績予想を下方修正すると発表した。売り上げを前年比8%減少の26兆円に。営業利益を44%減の1兆6000億円、純利益を37%減の1兆4500億円に、それぞれ変更する。これはトヨタ車の販売台数が減るためではない。円高の進行に備えて、経営的に想定する為替レートを、従来より…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ガソリンは安い 夏休み

◇ 原油価格が40ドル割れ = ニューヨーク商品市場のWTI(テキサス産軽質油)先物価格は先週、一時3か月ぶりに1バレル=40ドルを下回った。このため株価が低落、東京市場でもエネルギー関連株が売られている。世界的に原油の増産が進む半面、アメリカのガソリン消費が伸び悩んだことが原因。一方、日本国内のガソリン小売り価格は、夏休みにもかかわら…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今週のポイント

◇ NY市場は、いつか来た道 = ニューヨーク株式市場は先週、弱含みで推移していた。イタリア銀行の経営不安に加えて、アメリカでも4-6月期のGDP成長率が1.2%止まり。さらに原油価格が40ドルを割り込んだことも売り材料になった。ところが金曜日に発表された7月の雇用統計では、非農業雇用者の増加数が予想をはるかに上回る25万5000人に。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

企業業績は 急な下り坂 : 4-6月期

◇ 外需も内需も不振 = 上場企業の業績が急速に悪化している。日経新聞が4-6月期の決算発表を終えた536社の経常利益を集計したところによると、前年比で24%の減益となった。新興国経済の減速と円高の進行で、自動車や電機など輸出企業の採算が悪化。加えて国内でも消費が伸び悩み、小売り業などの収益も減少している。全社の決算発表が終わっても大勢…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

全国的な人手不足 の ナゾ (下)

◇ 景気浮揚力は弱い = 労働関係の統計だけを見ていると、雇用の状態はまさに絶好調だ。ところが景気の現状は、あまりよくない。なぜ雇用と景気が連動しないのだろう。安倍首相はじめ政府は「賃金の上がり方が不十分で、雇用の増加が消費の拡大に結び付いていないため」と考えているようだ。だが本当にそうなのか。 求人倍率を上昇させ失業率を低下させ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

全国的な人手不足 の ナゾ (上)

◇ 求人倍率が全都道府県で1倍超す = 厚生労働省の発表によると、6月の有効求人倍率は前月より0.01ポイント上昇して1.37倍になった。この水準は24年10か月ぶりの高さ。特に初めて全都道府県で1倍を超えたことが目立つ。同時に発表した失業率は3.1%、失業者数は73か月連続で前年を下回った。 有効求人倍率というのは、ハローワーク…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

“秋の陣”を意識した? 日銀

◇ 9月が大勝負のときだ = 政府は9月の臨時国会で第2次補正予算を成立させ、新しい経済対策の実行に着手する。その事業規模は28兆円で、第2次安倍政権になってからは最大。だが、それで景気がどのくらい押し上げられるかは、不安定な海外経済の動きもあって、なかなか予測が難しい。そこで政府・与党としては、どうしても日銀の支援が欲しい。日銀として…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

今週のポイント

◇ それぞれの金融政策 = FRBは先週のFOMC(公開市場委員会)で、金融政策の“現状維持”を決めた。大方の予想通りだったので、市場は冷静に受け止めている。ただFRBが声明のなかで「短期的なリスクは弱まってきた」と述べたことを、どう解釈するか。次の利上げは9月なのか、12月なのか。見方は伯仲したが、ダウ平均が小幅に下げ続けたところから…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

最低賃金 24円引き上げへ

◇ 最高の東京都は時給932円 = 厚生労働相の諮問機関である中央最低賃金審議会は27日、16年度の最低賃金引き上げ額を全国平均で24円とすることを決めた。この引き上げ幅は、時給で賃上げ幅を示すようになった02年以降で最大。現在の全国平均798円が822円に引き上げられることになる。安倍内閣の賃上げ促進政策に沿ったもので、実際の引き上げ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヘリコプターは 飛ばせない : 日銀 (下)

◇ 秋には飛ぶ可能性も = 国債は、国が発行する借用証である。だから、償還期限と金利は明示されていなければならない。しかし日銀が直接引き受ける場合は、償還期限を定めず、金利もゼロとすることができる。こうすれば政府は利子も払わず、返済の義務もない。まさに究極の金融緩和策である。 だが、こんな政策を実行すれば、激しいインフレが起こった…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヘリコプターは 飛ばせない : 日銀 (上)

◇ 手詰まりの日本銀行 = 日銀が今週28-29日に開く金融政策決定会合に、世界中の市場関係者が注目している。参院選での圧勝を背景に、安倍首相は「経済対策を最重視する」と宣言した。それならば日銀も協力せざるをえないのではないか。こんな推測が、特に外国人投資家の間で盛り上がった。なかには、究極の金融緩和策であるヘリコプター・マネー採用説ま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

止まらない 貿易の縮小

◇ 世界経済が停滞する原因 = 財務省が25日発表した6月の貿易統計によると、輸出は6兆0255億円で前年比7.4%の減少。輸入も5兆3326億円で18.8%の減少だった。この結果、貿易収支は6928億円の黒字となっている。輸出では鉄鋼や自動車、輸入ではLNG(液化天然ガス)などエネルギーが大きく減少した。地域別にみると、アメリカはじめ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more