今週のポイント

◇ サミット後のテーマ探しへ = 伊勢志摩サミットはオバマ大統領の広島訪問もあって、国際政治イベントとしては成功裏に終了した。だが経済対策については、首脳宣言で「金融・財政・構造改革の重要性」を盛り込んだだけ。期待された財政出動に関する具体的な表明は、全く出なかった。このため市場はやや失望気味。反応もきわめて鈍かったと言えるだろう。

ダウ平均は先週372ドルの値上がり。その主たる理由は、原油の国際価格が一時50ドルにまで回復したことだった。これで非鉄金属などの商品相場も上向くとの期待が高まり、リスク投資への警戒感が大幅に和らいだ。今週は原油価格が高値警戒から反落するのか、それとも50ドル台を踏み固めるのか。と同時にニューヨーク市場は、次のテーマとして大統領選挙の行くえに注目し始めたようだ。

日経平均は先週98円の値上がり。サミット後のテーマは、やはり参院選挙。安倍首相がいつ正式に消費増税の延期を発表するか。また、いつまで延期するのか。さらに第2次補正予算の編成にまで踏み切るのか。市場の関心は、そのあたりに集中し始めている。安倍首相は早く決断しないと、市場の期待が膨らみすぎて政策効果が減殺される危険もある。

今週は30日に、4月の商業動態統計。31日に、4月の労働力調査、家計調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。1日に、1-3月期の法人企業統計、5月の新車販売台数。2日に、5月の消費動向調査。3日に、4月の毎月勤労統計。アメリカでは31日に、3月のSPケースシラー住宅価格と5月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、5月のISM製造業景況指数と新車販売台数。3日に、5月の雇用統計、ISM非製造業景況指数、4月の貿易統計。また中国では1日に、5月の製造業と非製造業のPMIが発表される。なお2日はOPEC総会。

      ≪30日の日経平均は? 予想 = 上げ


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