予想外の 落ち込み : GDP (上)

◇ 上半期は“景気後退”に = 景気は予想以上に悪化していた。内閣府が17日発表した7-9月期の実質GDP成長率は前期比でマイナス0.4%、年率換算ではマイナス1.6%だった。民間調査機関の多くはプラス成長を維持できると予測していたので、マイナス成長に陥ったことは全くの想定外。この発表を受けて、17日の日経平均は大幅に下落した。

消費増税の影響で4-6月期の実質GDP成長率は、年率マイナス7.3%に落ち込んだ。そこからの回復が期待されたわけだが、実際の回復はきわめて不十分だったことになる。マクロ経済学の定義によると、実質成長率が2四半期にわたってマイナスになった場合は“景気後退”だ。こんな状態では、来年10月に消費税を10%に再引き上げできるはずもない。

要因別にみると、住宅投資が年率で24.1%も減少したのが目を引く。増税による駆け込みの反動減が、尾を引いているわけだ。企業の設備投資も期待に反して、年率0.9%の減少。収益は最高潮だが、経営者は景気の先行きに不安感を持っているのだろう。その不安感は、個人消費の伸びがきわめて鈍いことに起因している。

その個人消費は、年率1.4%のプラスだった。しかし4-6月期には19.5%も減少したことを考えると、その回復ぶりは小さすぎる。GDP成長率がマイナスに転落した主因は、個人消費の低迷にあると断定していい。来年の再増税を延期したからといって、消費は回復するのだろうか。もし低迷が続くようだと、アベノミックスは失敗という烙印を押されることになるだろう。

                                   (続きは明日)


      ≪17日の日経平均 = 下げ -517.03円≫

      ≪18日の日経平均は? = 上げ

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