日本の国債 : 景気よくなると危ない?

◇ 国の借金は1000兆円を突破へ = 財務省の集計によると、国の債務残高が来年3月末には1000兆円を突破する見通しとなった。11年度予算を組んだ時点では1000兆円をわずかに下回る計算だったが、震災復興の補正予算などで借金が膨らんだ。年度末の借金残高は1024兆円に。国民1人当たり約802万円となる。

国の債務残高というのは、国債と借入金と政府短期証券の合計額。このうち国債が圧倒的に多く、11年度末の残高は794兆円に。前年より36兆円増える。また政府短期証券は172兆円だが、61兆円も増加する。これは為替介入に必要な円売り資金を調達したためだ。したがって年度内にもし介入をすれば、国の借金はさらに膨張することになる。

いまギリシャやイタリアの財政不安が大問題になっている。そのギリシャの債務残高はGDP比で145%、イタリアは120%だ。これに対して日本の比率は200%を超えてしまう。それなのに日本の国債はよく売れて、利回りもきわめて低い。その理由としては、個人の金融資産が1100兆円もあること。また国内の保有比率が90%を上回っていることが挙げられる。

個人の金融資産はその多くが金融機関への預貯金であり、金融機関はこのカネで大量の国債を買っている。その保有額は銀行だけで200兆円以上、郵貯や保険などを含めると300兆円に近い。これは景気が悪く、企業に対する融資が伸びないためだ。とすれば景気がよくなり企業の資金需要が活発になると、金融機関は国債を売って利ざやの大きい融資に充てるだろう。結論は景気がよくなると、日本の国債も危ない?


    ≪9日の日経平均 = 上げ +99.93円≫

    ≪10日の日経平均は? 予想 = 下げ

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