米シェールの判定勝ち : 対産油国 (下)

◇ サウジは場外での反撃を模索 = OPECは9月末の臨時総会で、加盟国全体の産油量を日量3250万バレル~3300万バレルに抑えることで合意した。同時に国内経済が疲弊しているイラン、イラク、ベネズエラなどについては、例外措置として増産することも認めた。するとサウジアラビアやクウェートなどの諸国は、減産しなければならない。その結果、今週末の総会では各加盟国についての生産上限を取り決めることが必要になっシリアでそれぞれ反政府軍と政府軍を支援している。こうした現状なのに、果たして各国の生産上限を決められるのだろうか。疑問を持つ専門てくる。

サウジアラビアとイランは国交断絶の状態。シリアでは戦火を交えている。またサウジとロシアは、家も少なくない。逆に生産上限の設定に成功すれば、それなりのインパクトはある。原油価格は60ドル近辺にまで上昇するに違いない。

原油価格が60ドルまで上昇すると、米シェール産業はさらに活気を増すだろう。採油技術も大幅に向上し、同じリグでの生産量が2年前の2倍になった例もある。そしてシェールの生産量が増えれば、原油価格には下落の力が働く。OPECやロシアが減産しても、価格は60ドルが限度だとの見方が強いのはこのためだ。

産油国連合と米シェール産業の死闘は、産油国側の判定負けになった。そこでサウジアラビアは、すでに場外での反撃戦略を練り始めた。総額2兆ドル(200兆円強)の政府系投資ファンド設立が、その主柱である。このファンドの金融取り引きで儲けたカネで、原油収入の縮小を補うことが当面の目標だ。日本のソフトバンクと組んで、10兆円規模の新ファンド設立にも乗り出した。将来は商品市場にも手を出し、原油価格を揺さぶることになるかもしれない。

      ≪27日の日経平均 = 下げ -55.42円≫

      ≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ


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