黒田日銀総裁の 独りよがり (上)

◇ 率直な反省は聞かれず = 日銀は来週20-21日に金融政策決定会合を開いて、これまで実施してきた金融緩和政策の効果について検証する。だが黒田総裁はその前に各地で講演し、その内容をほぼ明らかにしてしまった。総裁の発言内容と21日に公表される検証レポートが食い違うことは、絶対にありえない。したがって検証レポートは、黒田総裁の講演内容を裏付けるだけの役割に変質してしまった。

黒田総裁は何回かの講演で、次の諸点を強調した。--①物価2%上昇の目標は今後も追及する②金融緩和政策は雇用の面などで成果を挙げたが、物価については効果を挙げていない③その原因は原油安、新興国経済の不調などに求められる④緩和政策を深掘りする余地は十分に残っている⑤マイナス金利政策には副作用もあるが、プラス効果の方が大きい。

日銀は13年4月に異次元緩和を実施。14年10月に追加緩和、さらに今年1月にはマイナス金利政策を導入した。要するに黒田総裁は、これらの政策が全く正しかったと自己弁護しているだけだ。物価が上がらない点については、その責任を外部要因に転嫁。マイナス金利政策の副作用は認めたものの、プラス効果の方が大きいと切って捨てている。

黒田総裁は異次元緩和に踏み切ったとき「物価を2年以内に2%上昇させる」と公約した。だが、それから3年以上たっても、その約束は果たされていない。その理由を原油安や消費増税、あるいは新興国経済のせいにしているが、何も悪い出来事がなければ日本経済は安泰。緩和政策など必要がない。結果的に公約を守れなかったことを、まず率直に認めて反省すべきだろう。

                                    (続きは明日)

      ≪12日の日経平均 = 下げ -292.84円≫

      ≪13日の日経平均は? = 上げ


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