原油価格は 動き出すのか? (上)

◇ 産油国が生産調整を協議中 = OPEC(石油輸出国機構)とロシアなどの産油国がアルジェに集まって、原油の生産調整について協議している。これらの産油国は4月にも同様の会議をドーハで開いたが、このときは合意に失敗。原油の国際価格は上昇しなかった。今回も失敗するだろうという見方が強い半面、成功を予測する専門家も現われている。失敗すれば価格は下がり、成功すれば上がることは間違いない。

前回の失敗は、サウジアラビアとイランの対立が原因だった。なにしろ、この両国は犬猿の仲。国交を断絶しているだけでなく、いまでもシリアやイエメンでは戦闘状態に入っている。イランは原油の増産を主張しており、サウジやロシアの減産要求に応じなかった。こうした状況は現在も変わっていないため、今回の協議も合意は難しいという見方が広がっている。

ところが、そのサウジとイランの高官が最近、ウィーンのOPEC本部でたびたび会談していたというニュースが伝わった。このため今回は合意の可能性が出てきたという見方も流れ始めている。減産の合意はムリでも、現在の生産量を増やさないという凍結宣言でも、会議は成功。さらに次回の会合が設定されるだけでも、原油の国際価格は上昇するとみる専門家も少なくない。

その裏には、産油国の厳しい財政事情がある。現在の40-45ドルといった国際価格では、各国ともに大幅な赤字予算を余儀なくされている。IMF(国際通貨基金)の試算によると、原油の国際価格が66ドルにならないとサウジの財政は均衡しない。UAE(アラブ首長国連合)は71ドル、イランは61ドルが均衡ラインだという。少なくとも60ドルまでは上昇させたいという各国の痛切な願いが、合意の原動力になるというわけだ。

                                    (続きは明日)

      ≪26日の日経平均 = 下げ -209.46円≫

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