増税延期は正しい決断、しかし・・・

◇ 評価を落とした安倍首相 = 安倍首相は28日夜、公邸に麻生財務相、谷垣幹事長、菅官房長官の3氏を呼んで、消費増税を延期する方針を初めて伝えた。来年4月に予定される消費税の10%への引き上げを2年半延期して、19年10月に実施するという内容。伊勢志摩サミットでも「世界経済はリスクに直面している」ことで認識が一致。こうした状況で、消費増税は出来ないというのが理由である。

そのサミットで安倍首相は「いまの世界経済はリーマン・ショック前夜の状況と似ている」と述べて、危機感をあおり立てた。これに対して各国首脳はリスクの存在には同意したものの、リーマン前夜という認識は大げさにすぎると一笑に付したという。キャメロン英首相などは、真っ向から反論したそうだ。海外メディアのなかには「安倍首相はこの主張によって、評価を落とした」と書いたところもある。

消費税は当初、15年10月に引き上げられることになっていた。しかし景気動向が思わしくなかったことから、安倍首相は引き上げの時期を17年4月に延期した。このとき安倍首相は「再延期することは絶対にない」「リーマン級の危機が来ない限り延期しない」と、しばしば明言している。このため増税の再延期には、リーマン並みの危機が必要になってしまった。

外国の新聞はこの点を取り上げ、安倍首相は「増税延期の理由を作り上げるために、サミットを利用しようとして失敗した」と書いたところが多い。そういう意味では、安倍首相はメンツにこだわりすぎたのではないだろうか。いまの日本経済の状態からみて、増税の延期は正しい判断だ。もっと素直に“君子豹変”していればよかったのである。

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