自分の首を絞めた 日銀

◇カラ威張りで信用を失う = 日銀は先週28日の金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決めた。市場関係者の多くは、追加の緩和策が打ち出されると予想していたために大きく失望。急激な円高と大幅な株安という結果を招いてしまった。同じ日にFRBも金融政策の現状維持を決めたが、ニューヨーク市場は素直に受け入れている。この差はどこから生じたのだろうか。

FRBは現状維持の理由を「アメリカ経済は減速したものの、雇用情勢は一段と改善した」と説明。今後とも「海外経済と金融市場の動向を注視して行く」方針を表明した。たしかに1-3月期のGDP成長率は0.5%に低下したが、雇用者の高い増加率はいぜんとして続いている。したがってFRBの経済認識について、市場はほとんど違和感を持たなかった。

一方、黒田総裁は「必要と判断すれば、ためらわずに金融緩和を進める。緩和に技術的な限界はない」と強調してきた。特にニューヨークでも同様の発言を繰り返したため、外国人投資家はこれを“追加緩和の前触れ”と受け取ったようだ。その期待が大きすぎ、市場は過剰に反応した。こうした影響は当分続きそうである。

それだけではない。市場では黒田総裁の発言のウラを読むようになってしまった。総裁は強気の発言を繰り返すが、実は「追加の緩和策は技術的にもう限界。実施はできないのではないか」と考え始めている。また「最後の一手は参院選のためにとっておくのではないか」といった見方も生じている。要するに市場は、日銀の言うことを信用しなくなった。これでは政策も効果を失う。日銀は自分で自分の首を締めたと言えるだろう。

      ≪2日の日経平均 = 下げ -518.67円≫


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