ふらふらの GDP成長率

◇ なぜ「緩やかな回復」なのだろう = 内閣府は18日、ことし1-3月期のGDP速報を発表した。それによると、実質成長率は年率で1.7%だったが、うるう年の影響を除くと実勢は0.6%程度とみられる。昨年10-12月期がマイナス1.7%に下方修正されたため、15年度下半期はゼロ成長になった。にもかかわらず石原経済再生相は「景気は緩やかな回復基調を続けている」とコメントした。

GDPの内訳をみると、個人消費が前期比で0.5%の増加。あとは設備投資が1.4%の減少、住宅投資も0.8%減少している。輸出は0.6%の増加にとどまった。このように成長率をなんとか水面上に押し上げたのは、個人消費が前期の0.9%減少からプラスに転じたことが大きい。この点について、内閣府は「テレビやビデオ機器などの耐久消費財の売れ行きがよかった」と説明している。

だが3月の商業動態統計をみると、小売り売上高は前年比1.1%の減少。機械器具の売り上げも減少している。また大型店の家電売上高も前年比6.3%の減少だった。経済産業省も「小売りの状態は弱含み」とコメントしている。さらに日銀が初めて作成した消費活動指数も、3月は前月比0.5%の下落だった。

要するに、最近の実質成長率はゼロ成長の周辺を小浮動しているだけだ。四半期別に流れをみても、昨年4-6月期からの前期比はマイナス0.4%→プラス0.4%→マイナス0.4%→プラス0.4%という具合。これをもって、どうして「景気は回復基調」と言えるのだろうか。安倍首相が“消費増税の延期”を表明するまでは、そう言い続けることになっているのだろうか。

      ≪18日の日経平均 = 下げ -8.11円≫

      ≪19日の日経平均は? 予想 = 上げ


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