悪いところばかり : 日銀短観

◇ 金利下がっても設備投資は慎重 = 日銀が発表した3月の企業短期経済観測調査をみると、明るい点が一つも見つからない。最も注目される大企業・製造業の業況判断指数はプラス6で、前回より6ポイント悪化した。大企業・非製造業はプラス22とまだ高いが、これも前回に比べると3ポイント悪化している。大企業から中小企業までを含めた全規模・全産業でみても、判断指数はプラス7で2ポイントの低下だった。

業況感の悪化は今後も続きそうだ。3か月後の予想では大企業のうち製造業は3ポイント、非製造業は5ポイントそれぞれ低下すると見込まれている。全規模・全産業ベースでみても6ポイント悪化する予想だ。また全規模・全産業の経常利益は、15年度の4.3%増加から16年度は2.2%の減益になる見込み。

この調査ではあまり紹介されないが「金融機関の貸し出し態度判断」という項目がある。この指数は前回に比べると、全規模の合計で3ポイントの改善。また「借入金利水準判断」では、金利が低下したという判断が19ポイントも増えている。これらは日銀によるマイナス金利政策の影響によるものだろう。

ところが、こうした金融緩和の効果が設備投資の面には響いていない。土地を含む設備投資額については、製造業が15年度の10.8%増から16年度は0.9%減へ。非製造業は6.7%増から6.8%減へ、全産業でも8.0%増が4.8%減へと縮小してしまう。企業経営者の先行きに対する不安感はかなり深刻そうだ。このまま行くと、6月調査では業況感がすべてマイナスに沈むことになりかねない。

       ≪4日の日経平均 = 下げ -40.89円≫

       ≪5日の日経平均は? = 上げ


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