あまりに整然とした 成長鈍化 / 中国

◇ 1-3月期は6.7%成長 = 中国統計局が発表した1-3月期の実質GDP成長率は6.7%だった。成長率は3四半期連続で低下し、7年ぶりの低水準に鈍化している。まだ習政権が目標に掲げた「6.5-7%」の範囲内。だが同時に発表された他の経済指標をみても、状況はあまり芳しくない。

たとえば1-3月期の鉱工業生産は、前年比5.8%の増加にとどまった。15年の6.1%増に比べると、明らかに勢いが弱まっている。特に鉄鋼、石炭、アルミは、落ち込みが著しい。また小売り売上高は15年が10.7%増だったのに対して、1-3月期は10.3%増となっている。このような生産と消費の減退を補ったのが固定資産投資。15年の10.0%に比べて、1-3月期は10.7%の伸びになった。

固定資産投資の中核は、中央と地方政府によるインフラ整備の財政支出だ。つまり政府の公共投資によって、GDP成長率の急落を阻止していると言えるだろう。その一方で、政府は鉄鋼、石炭、セメントなどの古い設備を廃棄しようと懸命だ。しかし、こうした基幹産業のリストラで、大量の失業者が発生する。その受け皿を作るためにも、成長率の急落は避けなければならない。

中国の成長率は昨年7-9月期に7%を割り込んだ。そこから3四半期にわたって、0.1ポイントずつ下降している。まことに整然とした鈍化ぶりだが、政府の公共投資でそんなコントロールができるのだろうか。そんな疑問から、中国の経済統計に対する不信感も生まれてくるようだ。でも“計画経済”の国だからね。

      ≪19日の日経平均 = 上げ +598.49円≫

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