ナゾに包まれた マイナス金利 (下)

◇ 景気対策としての効果は疑問 = 日銀はこれまで金融機関から預かっている当座預金に、年0.1%の利息を支払っていた。それを2月16日以降の新規預金分については、逆に0.1%の手数料を取ることにした。金融機関は日銀に預けると、損をすることになる。このため金融機関が日銀を敬遠し、そのおカネを企業や個人に貸し出せば景気がよくなるだろう。--これがマイナス金利政策の考え方である。

だが優良企業は自己資金を十分に蓄えているから、おカネを借りてくれない。だから0.1%しか金利が付かなくても、日銀に預けてきたわけだ。日銀がダメだからといって、すぐに貸出先が見付かるとは思えない。無理をして経営の危ない会社に貸し込めば、不良債権が増えてしまう。こんな状況は、日銀がいちばんよく知っているはず。それなのに、マイナス金利政策を強行したのはナゼなのか。

また企業や個人に低金利の貸し出しを増やしすぎると、不動産バブルを惹き起こす危険がある。このことは過去の経験からも明らかだ。不動産バブルと銀行の不良債権。いつか来た道であり、日銀が最も警戒するはずの事態だろう。にもかかわらず、日銀はその方向をむしろ奨励しているようにも思われる。大きなナゾである。

日銀は景気の回復を図るため、政策金利をゼロにまで引き下げた。しかし、それでも足りないために金利をマイナスにまで下げたと説明している。だが政策金利は、日銀が金融機関に対しておカネを貸す場合の金利だ。したがって本来のマイナス金利は、貸出金にいくらか上乗せすることを意味する。今回の政策は全く性格を異にするのに、なぜ「マイナス金利」と名付けたのか。これもナゾだろう。

       ≪2日の日経平均 = 下げ -114.55円≫

       ≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ


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