ナゾに包まれた マイナス金利 (上)

◇ 黒田総裁の君子豹変 = 日銀は先週29日の金融政策決定会合で、日本としては初めてとなる「マイナス金利」政策の導入を決定した。銀行などの金融機関が日銀におカネを預けている当座預金に金利を付けず、逆に手数料を取るというのがその内容。こうすることで金融機関が日銀におカネを預けず、企業や個人におカネを貸し出すように仕向ける。結果的に、景気を刺激することが政策の目標だ。

政策決定会合では、黒田総裁がいきなりマイナス金利の導入案を持ち出したという。採決の結果、9人の委員のうち5人が賛成、4人が反対。つまり黒田総裁の賛成票がモノを言ったことになる。ところが黒田総裁は、これまで「マイナス金利は有効でない。副作用も多い」と明言していた。君子豹変したのか、それとも何らかの圧力があったのか。ナゾである。

市場関係者はこれまでの黒田総裁の言動から、日銀がマイナス金利政策を導入することはないと思い込んでいた。だから日銀の決定にはびっくり仰天。この意外性が円相場を大きく引き下げ、株価を大きく引き上げる結果につながっている。その意味では、黒田マジックがその意外性によって初期効果を挙げたと言うことはできるだろう。

いま金融機関は、日銀に250兆円ものおカネを預けている。しかし今回のマイナス金利政策は、これには適用されない。2月16日以降に預けられる新規分から適用される。すると金融機関の手許には、いくらのおカネが余ることになるのだろう。これがナゾ。また余ったおカネは、本当に企業や個人に貸し付けられるのだろうか。これもナゾだ。

                                    (続きは明日)

      ≪1日の日経平均 = 上げ +346.93円≫

      ≪2日の日経平均は? 予想 = 下げ


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