予測しがたい3大要因② 中国経済

◇ 住宅と株価は底入れ? = 中国経済は、ゆっくりと減速しながら新年を迎えた。実質成長率は昨年前半の7.0%から、後半は6.9%以下に下がったと考えられる。民間エコノミストの予測によると、これが16年は6.4%にまで低下する見込み。そうしたなかで、株価と住宅価格には底入れの兆しも見えてきた。ただし政府の強力な支援策によるもので、支えが外されれば倒れてしまう程度の回復に過ぎない。

上海総合株価指数は、昨年8月の安値から2割ほど上昇した。また一時はすべての都市で下落していた新築住宅の価格も、11月には70都市のうち21都市で上昇した。政府・人民銀行が、財政と金融の両面から強力な対策を講じたためである。このほか新車の販売も好調で、11月は前年比20%の売れ行き増を記録した。これも政府が小型車の取得税を半分に減税した結果である。

ところが中国経済にとっての最重要課題である過剰な生産設備の償却は、遅々として進まない。供給力が過剰なため値引き競争が盛んになり、生産者物価は1年以上にわたって下がり続けている。鉱工業生産も昨年は前年比5-6%の増加で、ひところの半分以下にとどまった。特に地方の国有企業は地区共産党との関係が強く、習政権の威光もなかなか行き届かない。一部では中央対地方の権力闘争にもなっているようだ。

中央政府は陳腐化した生産設備の廃棄を進めると同時に、インフラの整備と民間企業への減税によって、今後5年間のGDP成長率を6.5%に維持することを最大の目標に掲げた。ことし中にその効果が現われ、経済の減速が止まるのだろうか。それとも減速がなお続き、一部が予測するように成長率が4%台にまで落ち込むのか。中国政府が発表する経済指標への不信感も手伝って、現状ではこの見極めがきわめて難しい。

                                   (続きは明日)

      ≪5日の日経平均 = 下げ -76.98円≫

      ≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ


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