原油は まだ下がるのか? (上)

◇ 20ドル下限説が有力 = 「原油価格は下げ止まった」という見方が出始めている。というのも先週のニューヨーク市場で、一時は1バレル=26ドル台まで下がったWTI(テキサス産軽油)の先物相場が、週末になって急騰。32ドル台にまで大きく戻したからである。だが関係者の間では、依然として「20ドル近辺まで下げる」という予想の方が有力だ。なぜだろう。

その理由は、中長期的に原油価格を押し上げる要因が見当たらないからである。まず供給面ではOPEC(石油輸出国機構)が機能不全に陥って、生産目標を設定できなくなったこと。これによってOPEC加盟国はもちろん、非加盟国のロシアなども増産に突っ走るようになってしまった。そのうえアメリカも国内で余ったシェール・オイルを輸出する。さらに経済制裁を解除されたイランが輸出を再開する。

先週末の反発はECB(ヨーロッパ中央銀行)による金融緩和の期待と、アメリカを襲った寒波が原因だった。つまり短期的な要因である。このため昨年は世界の過剰生産量が日量170万バレルにのぼったが、ことしはそれ以上の余剰が出ると予測されている。IEA(国際エネルギー機関)も「16年の需要は弱く、需給関係は改善しない」という報告書を公表した。

価格の下落によって、原油発掘業者の採算は大幅に悪化した。このため新規投資は抑制され、設備の保守も滞りがちだという。また貯蔵タンクが満杯に近づいてきた。こうしたことから原油の生産は頭打ちになるという見方もある。しかし実際にいつごろ、そういう現象が出てくるのか。その具体的な予測はまだない。

                                 (続きは明日)

      ≪25日の日経平均 = 上げ +152.38円≫

      ≪26日の日経平均は? 予想 = 下げ


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