OPECは 崩壊する? (下)

◇ 当分は機能せず = OPEC総会では、3つの主張が激しくぶつかり合った。ベネズエラなどの減産派、サウジやクウェートなどの減産反対派、そしてイランやイラクなどの増産派。7時間にわたって議論されたたが合意には至らず、来年6月の次期総会まで結論は持ち越された。つまり少なくとも今後6か月間、OPECは機能を停止する。サウジとイランの対立にはスンニ派とシーア派の宗教戦争もからんで、その根は深い。

原油の需要が停滞する一方で供給が増え続ければ、価格は下落する。業界ではアメリカのシェールが生産量を減らしても、その分はイランの増産だけで埋まってしまうという見方が強い。なかには「当面の原油価格は20ドルまで下げる」との予測さえ出ている。だが視点をややずらして中長期的にみると、別の景色も見えてくる。

まず遠からぬうちに貯蔵タンクが満杯になって、産油国の増産はストップせざるをえないという予想。とにかく現状は、世界で毎日150万-200万バレルの原油が積み上げっているから大変だ。さらに原油の低価格が続くと油田に対する新規投資が抑えられ、生産能力が落ちて行くという予想も根強い。ただし、こうしたことが現実の問題になるまでの時間は予測できない。

日本経済にとって、原油安は基本的にプラス要因だ。みずほ総研の試算だと、原油価格が36ドルで推移した場合は100ドルの場合に比べて、企業の経常利益が13兆円増えるという。しかし産油国が不況のためにオイル・ダラーを引き揚げると、新興国や株式市場は痛手を受ける。1バレル=50ドルぐらいが、日本にとっては最も望ましいのだが。

      ≪16日の日経平均 = 上げ +484.01円≫

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      ≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ≫

                

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