OPECは 崩壊する? (上)

◇ 原油価格は35ドル台に = 原油の価格が下げ止まらない。ニューヨーク市場のWTI(テキサス産軽油)先物相場は先週、一時1バレル=35ドル78セントまで落ち込んだ。WTIの過去最高値は08年の147ドル、昨年夏にはまだ100ドルを超えていた。それがこの1年で急降下。産油国は軒並み財政収入の不足に悩み始め、先行き不安から世界の株価も下落している。

原油安の基本的な理由は、中国などの需要が減少しているにもかかわらず、世界の原油生産量が増え続けていること。加えてOPEC(石油輸出国機構)が先々週の定時総会で、価格を安定させるための減産で合意できなかったことが、値下がりを促進する直接の原因となった。OPECは加盟国全体の生産目標をこれまでは「日量3000万バレル」と定めてきたが、こんどの総会ではこの目標も放棄してしまった。

IEA(国際エネルギー機関)によると、OPECの原油生産量は10月時点で日量3176バレル。減産で合意できなかったため、生産目標の設定は意味がなくなったわけだ。さらに経済制裁が解除される見込みのイランが生産を大幅に増やす。OPECに加盟していないロシアやメキシコも増産中。アメリカもシェール・オイルの生産が高水準。世界の原油生産量は、増大する要因ばかりが揃っている。

需要は鈍く生産が活発なら、在庫は積み上がる。EIA(米エネルギー情報局)によると、アメリカの原油在庫量は10月時点で4億8000万バレル。前年比で30%も増えた。原油安の影響でアメリカのシェール・オイル生産量は一時より減り気味だが、まだ日量900万バレル台を維持している。またOECD(経済開発協力機構)加盟国全体の在庫は30億バレル、前年比10%の増加だという。こうした原油の供給過剰状態は、まだ当分続きそうだ。

                                  (続きは明日)

      ≪14日の日経平均 = 下げ -347.06円≫

      ≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ


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