6.5%成長の深い意味 / 中国

◇ 意味するところは多岐 = 中国の李克強首相は1日、韓国のソウルで講演。そのなかで「中国は20年までに、GDPを10年比で倍増させたい。そのためには今後5年間の年平均成長率を6.5%以上にする必要がある」と強調した。中国の5か年計画は来年から始まるので、この発言は16-20年の成長目標を6.5%に設定することだと一般に受け取られている。

最近の5か年計画をみると、06-10年は目標が7.5%だったのに対して、実績は11%と大きく上回った。現行の11-15年計画も目標の7%をわずかながら上回りそうだ。そこで16-20年計画の成長目標が6.5%ということになれば、実に美しい“軟着陸”の形となる。だが実際の経済は、そんなに美しい形を描くとは限らない。

いま中国経済は、生産設備の大幅な過剰に悩んでいる。その象徴とも言える鉄鋼は、約4億トンが過剰設備。日本の年間生産量の4倍にも当たる大きさだ。こうした設備の廃棄を進めながら、経済成長率を一定のスピードで鈍化させて行くことは至難の業と言えるだろう。

16-20年の平均成長率が6.5%になるとすれば、一時的には成長率が5%を切る可能性も大きい。こうして中国は現在の“中高速成長”から、ふつうの“中速成長”国へと変貌して行く。その過程での生産減少や失業増加に、国全体が耐えられるのかどうか。6.5%という数字は、耐えるための絶対条件だという意味に解釈した方がいいのかもしれない。

      ≪5日の日経平均 = 上げ +189.50円≫

      ≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ


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