製造業の景況感が悪化 : 日銀短観

◇ 利益・投資の見通しもダウン = 日銀が1日発表した9月の企業短期経済観測調査によると、大企業・製造業の景況判断指数はプラス12で、前回より3ポイント悪化した。この指数が悪化したのは3四半期ぶり。一方、大企業・非製造業の指数はプラス25で、2ポイント上昇している。日銀はこの結果をみて「景気は緩やかな回復を続けている」と判定した。

製造業の景況感が悪化したのは、主として中国や新興国の成長鈍化で輸出が伸び悩んでいることが原因。非製造業の景況感が改善したのは、主として訪日外国人客の増加によるものだと考えられる。たしかに中小企業までを含めた全規模・全産業の指数もプラス8で、前回より1ポイント改善した。だから日銀は「景気は回復中」と判断したのだろう。

だが企業の先行き見通しは、総じて芳しくない。大企業・製造業の見通しはプラス10で、2ポイント低下する。大企業・非製造業もプラス15で、4ポイントの低下が見込まれている。全規模・全産業でみても、プラス5で3ポイントの悪化だ。その結果として全規模・全産業の経常利益は、14年度の5.9%増益から15年度下半期は0.4%増益に縮小する見込み。設備投資も同様に、4.3%増加から2.0%増加へと減退する。

こうした先行き見通しが出ているにもかかわらず、日銀が「景気は回復中」と、強弁するのはなぜだろう。仮に「景気は要警戒」とでも判断すれば、アベノミックスや日銀の金融緩和政策にキズが付くと恐れているのではないか。そうして浸潤しているうちに景気は下降してしまい、政策対応が手遅れになる危険性はないのだろうか。

      ≪1日の日経平均 = 上げ +334.27円≫

      ≪2日の日経平均は? 予想 = 下げ


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