7%を割った GDP成長率 / 中国

◇ 成長率6.9%の内訳 = 中国統計局は19日、7-9月期のGDP速報を発表した。それによると、前年比の実質成長率は6.9%だった。リーマン・ショック後の09年1-3月期以来6年半ぶりに7%を割り込んだものの、ことし1-6月期の7.0%からの下落率はきわめて小幅。中国経済の減速は、非常にゆっくりしていることを表している。このため上海市場の株価は小動き、東京市場でも冷静に受け止められた。

同時に発表された9月の経済指標をみると、まず鉱工業生産は前年比5.7%の増加。8月の6.1%増に比べて、かなり鈍化している。また不動産投資額も2.6%の増加、1-8月間の3.5%増からはっきり減速した。設備投資と建設投資を合わせた固定資産投資は1-8月間が10.9%増だったのに対して、1-9月間では10.3%増に縮小している。

ただ小売り売上高は9月が10.1%の増加で、8月より0.1ポイントながら拡大した。また貿易面では、9月の輸出は1.1%の減少。輸入は17.7%と大幅に落ち込んでいる。1-9月間でみても、輸出の1.8%減に対して、輸入は15.1%の減少だった。これらの数字から判断すると、7-9月のGDP成長率が6.9%にとどまったのは、個人消費の下支えと輸入の大幅な減少によるGDP押し上げ効果によるものだと考えられる。

中国経済の減速が、世界経済に悪影響を与えていることは確かだ。しかし、その中身をよくみると緩やかな減速よりも、輸入の急減が問題を大きくしていると言えるだろう。特に原油や鉄鉱石などの国際価格を引き下げ、新興国の経済を圧迫している影響が大きい。したがって今後の中国経済を凝視するポイントは、輸入の動向。その動向を左右する鉱工業生産の行く方にあると思う。

      ≪19日の日経平均 = 下げ -160.57円≫

      ≪20日の日経平均は? 予想 = 上げ≫ 


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