皮肉な 雇用統計 / アメリカ

◇ 9月の利上げはなし? = アメリカ労働省は4日、9月の雇用統計を発表した。市場ではその内容が強ければ、FRBが16-17日の政策決定会議で金利の引き上げに踏み切る。弱ければ、利上げは10月以降に延期されると予測していた。ところが雇用統計の結果は「強くも弱くもない」という全く皮肉な内容。これでまた9月の利上げはあるのかないのか、判断が難しくなってしまった。

まず最も注目される農業を除いた雇用者の増加数が、前月比で17万3000人と大きく減った。アメリカでは20万人の増加が通常の状態とみられているから、これは明らかに雇用情勢が後退したことを示している。だが6-8月を通算してみると、月平均22万1000人となって悪い数字ではない。さらに失業率が、前月より0.2ポイント低下して5.1%になった。これは強い数字である。

もっと細かい点をみると、たとえば5週間以上の失業者は、前月より39万3000人も減った。また平均時給も7月の6セント増加に続いて、8月は8セントも増加した。こうした数字は、労働力需給が逼迫しつつあることを示している。ところが非農業雇用者のうち、製造業の雇用が減少したことは悪い兆候。結局、全体としては強いのか弱いのか、判定は困難だ。ただ市場は警戒して、株価は下げた。

しかし週末にトルコのアンカラで開かれたG20財務相・中央銀行総裁会議では、中国の為替政策とともにアメリカの金融政策を“牽制”する内容の共同声明が採択された。こうした環境のなかで、FRBは利上げに踏み切れるだろうか。下手をすれば、新興国から通貨が流出して、国際的な批判を浴びることにもなりかねない。イエレン議長は政策変更を見送るのではないか、という感じがするのだが・・。

      ≪7日の日経平均 = 上げ +68.31円≫

      ≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ


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