株は天井、景気は? / アメリカ (上)

◇ 企業利益の縮小が株安の原因 = ニューヨーク市場のダウ平均株価は、先週末までに7日間の続落を記録した。7日間の続落は4年ぶりのこと。終り値の1万7373ドルは、ことし5月の最高値より940ドル低い。また昨年末の水準と比べても、450ドル下回った。市場関係者の間では「株価は天井を打った」という見方が強まっている。

株価が低落した直接の原因は、企業業績の伸び悩み。トムソン・ロイター社の集計によると、主要企業の4-6月期の純利益は前期比1.6%の増益にとどまった。特に原油安が業績を圧迫したエネルギー関連企業は、58%の減益となっている。ダウ平均の構成銘柄であるエクソン・モービルは52%、シェブロンは90%の減益だという。

ドル高も、企業業績を悪化させる要因となっている。ドルはこの1年間で、他の通貨に対して約12%上昇した。このため鉄鋼、非鉄金属や工業製品を中心に輸出が鈍化。また海外での利益が縮小する形で、大企業の業績に悪影響を及ぼしている。世界銀行の試算によると、このドル高のためにアメリカの15年のGDP成長率は0.75ポイント低下する。

原油安とドル高による企業利益の縮小。これに加えて株価を下落させたのが、FRBによる政策金利の引き上げが9月にも実施されるという観測が強まったこと。FRBは7月29日の声明で、利上げの条件として「労働市場のさらにいくらかの改善」を挙げた。前回は「労働市場のさらなる改善」としていたのを、一歩踏み込んだ表現に変えている。これで9月の利上げ説が、一気に現実味を帯びてしまった。

                                 (続きは明日)

      ≪10日の日経平均 = 上げ +84.13円≫

      ≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ


                ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック