中国・原油・FRB : 株安の3悪 (上)

◇ 予想以上に悪い中国経済 = 世界同時株安を惹き起こした基本的な原因は、中国経済の悪化と下がりすぎた原油価格、それにアメリカの金利引き上げ不安である。この3つの原因が重なり合った結果、国際商品価格の急落や新興国経済への悪影響など、二次的な副作用も生み出しつつあるのが現状だ。3つの基本的な原因は、いずれも一過性のものではない。それだけに、株価の回復には時間がかかる公算が大きい。

中国経済の実態は、想像以上に悪化しているのではないか。中国政府が人民元の切り下げを強行した結果、こんな観測が世界中に広がってしまった。このため海外からの対中投資は抑制され、中国からの資金流出も目立っている。6月半ばには5166まで上昇した上海総合株価指数も、最近は3200台に落ちてきた。

中国経済が不調に陥った最大の原因は、過剰な生産能力にある。リーマン・ショック後の不況対策として、政府が打ち出した4兆元の財政支出。これが異常な設備投資を生み出したためだ。このため最近は工業生産そのものが停滞。たとえば1-6月期の鉄鋼生産高は、80年以降で初めて前年の水準を下回った。7月の自動車生産台数は前年比で26.3%も減少している。

そんななかで、長らく低迷している住宅関連に上向きの兆しも現われている。北京、上海、深圳の3都市で、7月は新築住宅の価格がようやく上昇した。しかし国営企業を中核とした鉄鋼、セメントなどの基幹産業が立ち直るのには、年単位の時間を必要とするだろう。GDP成長率も、ことしは6%近くにまで落ち込むのではないか。

                                 (続きは明日)

      ≪24日の日経平均 = 下げ -895.15円≫

      ≪25日の日経平均は? 予想 = 下げ


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