強さを増してきた 日本経済 (下)

◇ 次の大波は中国発? = 総務省が発表した5月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は28万6433円で、前年同月より4.8%増加した。消費増税を前に駆け込みのあった昨年3月以来の増加である。13年5月に比べても1.4%増えた。個人消費もようやく頭をもたげ始めたように思われる。企業の設備投資に続いて個人消費も上向けば、景気の回復がいっそう確かな足取りとなることは間違いない。

雇用情勢の改善も続いている。5月の統計をみると、求人倍率は1.19倍。23年ぶりの高さになっている。景気の回復で人手不足が深刻化してきたためだ。完全失業者も前年より18万人減った。物価や地価も上がり始めている。5月の消費者物価は生鮮食品を除く総合指数で前年比0.1%上昇したが、この上昇は24か月ぶりのことだ。

こうした状況のなかで最も注目されるのは、やはり実質賃金が適切な増え方をするかどうかだろう。5月の実質賃金指数は、前年比0.1%の減少だった。これで24か月連続のマイナスである。物価の上昇を上回る形で賃上げやボーナスの支給が実施されないと、実質賃金はプラスにならない。プラスにならなければ、せっかく上向き始めた個人消費もしぼんでしまう。

いまの日本経済が“好循環”の軌道に乗ろうとしていることは確かだ。この勢いがあったために、ギリシャ発の大波も無事に乗り越えられたと言えるだろう。次に予想される海外からの大波は、アメリカの金利引き上げと中国のバブル崩壊。時間的には中国発の大波が先にやってきそうだ。そこでまた、日本経済の強さが試されることになる。

      ≪2日の日経平均 = 上げ +193.18円≫

      ≪3日の日経平均は? 予想 = 上げ


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