時間を稼いだ ギリシャ合意

◇ 首脳会談は徹夜・17時間 = ギリシャへの新たな支援を巡って議論を続けたユーロ圏19か国の首脳会議は、13日朝ようやく大筋の合意に達した。前日から17時間、徹夜の交渉だった。現地からの第1報によると、ギリシャ側は①年金支給年齢を67歳に引き上げる②消費税の実質的な引き上げ③国有財産の売却ー―などを受け入れ、これらを15日までに法制化する。これに対し、EU側は3年で860億ユーロにのぼる第3次支援のほか、当面のつなぎ融資を実施することになった。

一時はEU側が、ギリシャのユーロ圏離脱を覚悟したという報道も流れた。この点について会議でEU側は「ギリシャはもっと厳しい緊縮政策を受け入れるべきだ」と主張する一方で、「ギリシャ政府の言うことは信用できない」という批判も強めたと報道されている。だが「信用できない」なら「緊縮を強めろ」と言っても仕方がない。こんな内容が漏れてきたのは、会議の緊迫性を伝えるために作られた話ではないかと思う。

ウガった見方をすれば、台本は数日前に出来上がっていたのではないか。しかしドイツをはじめ国内のギリシャ支援反対派を抑えるためには、タイム・リミットぎりぎりまでの徹夜交渉が必要だった。そこでギリシャが最後の譲歩をするドラマチックな演出。そう考えれば、ギリシャが数々の法制化を15日までに実行すると約束できたことも理解できるというものだ。

ギリシャはギリシャで、こんな緊縮策はとても実行できないと考えているのだろう。したがって約束通りに財政再建が進んでいるかどうかを巡って、いずれ再びEU側との間で悶着が生じる可能性はきわめて大きい。いったん小康状態に入っても、ギリシャの債務問題はまた再燃すると考えておいた方がいい。

      ≪13日の日経平均 = 上げ +309.94円≫

      ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ


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