利上げは 近づいた / アメリカ

◇ 強すぎる? 雇用統計 = 米労働省は先週末、5月の雇用統計を発表した。それによると、最も注目される農業を除いた雇用者数は前月比で28万人の増加。事前の予想を大幅に上回って、関係者を驚かせた。その結果、FRBによる政策金利の引き上げ時期が近づいたという観測が一気に強まり、株価は下落。長期金利が上昇して、ドル高もいっそう進行した。

非農業雇用者の増加数は、過去1年間の平均で月25万1000人に達した。月20万人以上なら景気は上向きとみられるから、この増加数は強すぎるくらいの成績と言える。市場では最近まで「利上げは9月」という見通しが大勢を占めていたが、これで「7月説」が急速に盛り上がってきた。なかには「6月にも」という予想も出ているが、それはないだろう。

雇用統計のなかで特に注目されるのは、長期失業者の数と賃金の動きだ。というのも労働経済学の専門家であるイエレンFRB議長はかねがね、この2つの趨勢を重視すると表明していたからである。5月の長期失業者は250万2000人で、前年より84万9000人も減った。また平均週給は861ドル12セント、前年より19ドル32セント上昇している。

FRBがゼロ金利政策を終了し、金利をたとえば0.1%に引き上げたらどうなるのか。株価は下がり、金利とドルは上がるだろう。だがアメリカにとっても全く初めての経験だけに、その影響の程度は予測困難と言ってもいい。したがって日本経済への影響も、また未知数である。ただ、その未知の領域に足を踏み入れなければ、経済の正常化は達成できない。

      ≪8日の日経平均 = 下げ -3.71円≫

      ≪9日の日経平均は? 予想 = 下げ


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