大丈夫なのか? 上海の株高 (下)

◇ 急膨張した信用取り引き = 不動産市況の低迷で、住宅やビル建設に関連した部門の生産が落ち込んだ。輸出の伸びも大幅に鈍っている。そうしたなかで、政府が特に重要視しているのが個人消費だ。この局面で、仮に株価が急落すれば消費にも悪影響を及ぼす。だから政府は株価の下落を許容しないだろう。--これが投資家の心理を強力に支える論理になっている。

上海株式市場の大きな特徴は、投資家の大半が個人である点。証券会社が保有する個人の投資口座は2億口に及んでいる。この個人投資家が信用取り引きで短期売買を繰り返しているのも、もう1つの特徴だ。中国市場では10年3月に、信用取り引き制度が導入されたばかり。だが最近の信用残高は1兆9700億元。東京市場の13倍に達している。

時価総額に占める信用取り引きの割合は3.5%になった。これはニューヨークの2.4%、東京の0.6%に比べてもきわめて大きい。人民銀行の金利引き下げが、この信用取り引きの膨張に輪をかけたといわれている。中国企業のなかには、上海と香港の両市場に上場しているところがあるが、この同じ銘柄の株価が上海では香港の6割高になっているケースもあるというから異常だ。

要するに上海の株価は、すでにバブルの様相を呈していると言えるだろう。そしてバブルは必ず崩壊する。もし上海の株価が暴落すれば、中国経済はさらに悪化する。その影響は、世界の株価にも経済にも悪影響を及ぼすに違いない。東京の株式市場も日本経済も、その事態に備えておく必要が出てきたのではないだろうか。

      ≪16日の日経平均 = 下げ -129.85円≫

      ≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ


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