進退きわまった ギリシャ (下)

◇ EU離脱の国民投票も = ギリシャ政府が大変な苦境に陥っていることは確かである。財政改革を進めなければ、EUやIMFから融資を受けられない。だが緊縮財政を断行すれば、内閣の存続が危うくなる。前にも後ろにも進めず、身動きがとれない。だから財務相会議でも、はっきりした受け答えができなかった。だが迷っているうちにも、状況は刻々と悪化して行く。

デフォルトへの心配が強まり、国内銀行が保有する預金残高は急速に減りつつある。不況の進行で、不良債権は激増している。10年もの国債の金利は13%に、3年ものは30%近くに上昇。これでは国債の発行そのものが不可能だ。チプラス内閣の支持率も、この1か月で72%から38%に下落した。

そんななかで最近ささやかれ始めたのが、総選挙あるいは国民投票の実施説。再び議会を解散して国民に信を問う。その結果、現政権が負ければEUの指示に従い緊縮財政を実行する新政権が国政を担う。勝てば反緊縮を貫き、EUからの支援は断念する。この場合はデフォルトの可能性が、限りなく高まるだろう。

国民投票はもっとストレートに、EU離脱の是非を問うものになる。もし離脱が決まれば、ギリシャはユーロ圏からもはずれる。かつての自国通貨ドラクマを発行することになるだろう。もっともギリシャがここまで覚悟すれば、EU側も態度を和らげるかもしれない、という読みが働いているのかもしれない。いずれにしても5月11日が、ギリシャの命運を決定する日になりそうである。

      ≪30日の日経平均 = 下げ -538.94円≫

      ≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ


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