進退きわまった ギリシャ (上)

◇ 運命の日は5月11日? = ギリシャに対する金融支援を決定するために開いた先週末のユーロ圏財務相会議は、激論の末に決裂してしまった。ギリシャ側が財政改革についての計画案を、ほとんど提示しなかったためである。この結果、EUやIMFが用意していた72億ユーロ(約9400億円)にのぼる融資は、実行されなかった。ギリシャの資金繰りは、ますます苦しくなっている。

ギリシャのチプラス政権は、1月の総選挙で「反緊縮」を掲げて誕生した。EU側は新政権に時間を与えるため、金融支援を続けると同時に、4月末までに財政改革案の詳細を説明するよう要求した。その説明を聞く会合が、先週末の財務相会議だったわけである。しかし関係筋によると、ギリシャのバルファキス財務相はほとんど説明しなかったという。

ギリシャ政府は4-5月中に、年金や公務員給与17億ユーロの支払い。5月12日にはIMFなどへ8億ユーロの返済。さらに6-8月間に90億ユーロの国債償還を行わねばならない。これに備えて政府は4月20日、地方自治体や公的機関に対して手持ちの資金を中央銀行へ移管するよう命令した。これで足りるという見方はない。

債務の返済を優先すれば、年金や給与を払えなくなるかもしれない。年金など国内の支払いを優先すれば、対外的にデフォルト(債務不履行)が発生する。EU側は5月11日に予定される次回の財務相会議で、ギリシャが財政改革の詳細な計画を説明するよう強く求めた。しかしギリシャ側から、積極的な返答はなかったという。

                                 (続きは明日)

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