見えてきた 好循環の芽 : 景気 (下)

◇ チャンスは小さくない = 景気が好循環の波に乗るための条件は、いくつかある。まず原油価格の安定。国際価格が1バレル=50ドル前後で安定していれば、消費者物価が前年比で横ばい程度の推移になる可能性は大きい。この条件が崩れてしまうと、家計の実質収入が伸びず、消費支出も増えないだろう。イエメン紛争などの拡大には注意が必要だ。

次は賃上げの動きが、中小企業にも浸透すること。大企業の賃上げは予想以上に大幅な結果となったが、これが徐々にでも中小企業にまで波及して行くかどうか。従業員数でみれば大企業より中小企業の方が圧倒的に多いから、大企業だけの賃上げでは全体としての実質収入は大きく伸びない。

気になるのは、年金生活者の間で節約ムードが強まっている傾向だ。これは介護保険料の引き上げなどによって、年金の受給額が現実に減少を続けていること。もう1つは、電気料金の値上げが影響しているらしい。要するに、お年寄りが将来の生活費に不安を持つようになってきた。現役の人が支出を増やしても、年金生活者が委縮しては全体の消費は伸びにくい。

さらにアメリカ経済の動向。3月に入ってから、企業収益や個人消費の面にやや不安が出てきた。まだ一時的な問題なのかどうか、判定はできない。ただ仮にアメリカの経済が変調すると、日本経済だけが上向くことは難しくなるだろう。この点はもう少し状況をみないと、判断できない。しかし、いろいろ条件はあるにしても、日本の景気が好循環の波に乗るチャンスは決して小さくはない。


      ≪31日の日経平均 = 下げ -204.41円≫

      ≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ

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