日本銀行は “ハダカの王様”

◇ 下げ続ける企業物価 = 日銀は11日、2月の企業物価を発表した。それによると、前月比は変わらず。前年比は0.5%の上昇だった。昨年6月の前年比4.5%上昇からみると、上昇幅は目立って縮小している。特に輸入物価が前年比9.9%も下落して、全体の上昇率を引き下げた。企業物価というのは、企業間で取引される商品の価格。しだいに消費者物価へ波及して行く。

輸入物価が急落したのは、原油などエネルギーの輸入価格が低下したため。円安は輸入価格全体を押し上げるが、原油安の価格引き下げ効果がそれを上回った。たとえば石油・石炭・LNG(液化天然ガス)の輸入価格は、契約通貨ベースでは前年比40.8%の下落。それが円ベースでは31.7%の下落となっている。

まだ企業物価はわずかなプラスだが、それには消費増税の影響が作用している。そこで増税分を差し引いてみると、前年比は2.3%の下落となる。増税分を除いた企業物価は、昨年11月から前年比マイナスの領域に入った。4月以降は消費増税の影響が消えるから、この事実がいっそう明確になる。

にもかかわらず、日銀はいまだに「2%の物価上昇」を追求している。たしかに物価は好況時には上がりやすく、不況時には下がりやすい。だが物価上昇が、好況の絶対条件ではない。このことを日銀は誤解している。しかも物価は金融政策で左右できると考えているのは、思い上がりだ。現実に物価が下がっても、景気は回復しつつある。日銀は“ハダカの王様”と言われても、仕方がない。


      ≪11日の日経平均 = 上げ +58.41円≫

      ≪12日の日経平均は? 予想 = 上げ

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