日本 ↑ アメリカ ↓; : 企業収益 (下)

◇ 大きい原油と為替の影響 = 原油安はメリットとデメリットをもたらした。アメリカの消費者にとっては、年間750億ドルの恩恵があると試算されている。9兆円の減税が実施されたのと同じで、それだけ個人消費が増えると期待も大きい。その一方でシェール採掘会社が倒産に追い込まれたり、石油会社が大赤字に陥った。メリットもデメリットも大きい。

日本でも状況は同じ。原油安でガソリンや灯油が値下がりし、消費者の購買力はその分だけ増加した。航空や運輸業など、コストが大幅に下がった業界も多い。その一方で石油会社や商社などは、大きな損失を蒙った。たとえばJXホールディングスは在庫の評価損が4320億円に達している。ただ全体としてみれば、デメリットはアメリカの方が日本よりはるかに大きい。

時差の問題もからんでくる。原油安のデメリットは比較的早く現われ、メリットはゆっくり浸透する傾向が強い。そのうえアメリカは急激なドル高にも見舞われた。ドルの対外相場は、14年中に8%も上昇している。こうした原油安とドル高のデメリットによって、アメリカのGDP成長率は昨年10-12月期に2.6%に低下した。企業業績の伸びが鈍化したのも、こうした影響が大きく作用している。

原油安のメリットは、これから本格的に現われるだろう。したがってアメリカの不調は、一過性である公算が大きい。原油安で個人消費が伸び、ドル高が止まれば、企業収益も再び上向く可能性が強い。日本でもこれから原油安のメリットが広範囲で出てくる。円相場もいまの水準が持続すれば、企業の収益はもっと伸びるかもしれない。


      ≪12日の日経平均 = 上げ +327.04円≫

      ≪13日の日経平均は? 予想 = 上げ

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