ギリシャ不穏の 深層 (上)

◇ 今月25日に総選挙 = ギリシャ議会は昨年12月、3回にわたって大統領を選出するための投票を行ったが失敗。このため議会が解散され、1月25日に総選挙を実施することになった。総選挙では、EUの金融支援を受けながら緊縮財政を実行している与党の新民主主義党と、緊縮財政に強く反対している急進左派連合などの野党が鮮明に対立。仮に野党が勝てば、再びギリシャ発の金融不安が南ヨーロッパに広がる可能性が大きい。

総選挙のあと議会はまた大統領選出の投票を行うが、その結果は全く意味を持たない。それよりも総選挙で与党が勝つか、野党が勝つか。焦点はそこに絞られる。最近の世論調査によると、野党の急進左派連合が27.4%でトップ。与党の新民主主義党は23.5%で劣勢に立たされている。続いて、これも緊縮財政に反対の極右・黄金の夜明け党が6.4%を占めるという情勢だ。

野党が優勢なのは、国民の間に“緊縮疲れ”が蔓延したために他ならない。緊縮政策では、公務員のリストラ、増税、年金・医療費の削減が実施された。この結果、ギリシャは昨年まで6年にわたって景気が後退。GDPは08年の約7割に縮小した。失業率は26%でEU加盟国中の最高。若年層の失業率は50%を超えている。

この国民の不満を背景に、野党は一気に勝負に出た。ギリシャの大統領は”お飾り”だから、本来ならその選出は騒ぎにならない。しかし3回の投票で決まらないと、議会は自動的に解散され総選挙が実施される。野党はこの憲法の規定をうまく利用して総選挙に持ち込んだ。だから勝算は十分にあるのだろう。

                              (続きは明日)


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