変わる 雇用統計の読み方 / アメリカ (下)

◇ FRBの内部資料を公開 = LMCIは Labor Market Conditions Index の略。直訳すれば、労働市場状態指数となる。非農業雇用者数や失業率のほか、長期失業者数や平均賃金、労働参加率やフルタイムを望みながらパートで我慢している人の数など、労働市場に関する19の指標を集めて指数化したものだ。

外部にはあまり知られていなかったが、FRBの内部では従来から参考資料として使われていたという。特にことしの2月に議長の座についたイエレン女史はもともと労働経済学の専門家だったため、この資料を重視してきたといわれている。この内部資料を公開することによって、金融政策に対する一般の理解を深めたいという意図が伝わってくるようだ。

LMCIの最近の数値をみると、4月から8月にかけてはプラス7.1からプラス2.7に低下している。その後は9月がプラス4.0にやや上昇、10月はプラス4.0で横ばいとなっている。これだけでは何とも判断のしようがない。しかし過去の数値をみると、労働市場が堅調なときはプラス20を超え、悪いときにはマイナス40にも下がっている。ここから判断すれば、この9月と10月はプラスではあるが勢いは弱いということになりそうだ。

ということは、FRBの金利引き上げはまだムリということになるのだろう。おそらくプラス10以上になり上昇傾向が続いていれば、利上げの環境が整ったことを示すと考えていいのではないか。今後もアメリカの景気動向をみるためには、従来通り雇用統計をみればいい。だがFRBの金利政策の時期を予想するためには、LMCIもみる必要があるわけだ。


      ≪13日の日経平均 = 上げ +195.74円≫

      ≪14日の日経平均は? 予想 = 上げ

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