時間差が生む 大変動 : 量的緩和

◇ ユーロ圏も量的金融緩和 = ECB(ヨーロッパ中央銀行)は先週4日、新しい金融緩和政策を発表した。その内容は①政策金利を0.15%から0.05%に引き下げる②銀行の融資債権を証券化したABS(資産担保証券)を10月から買い入れる③銀行のECBに対する預け金に手数料を課するマイナス金利制度を強化、手数料を0.1%から0.2%に引き上げる--の3本建て。

このうち最も注目されるのは、②のABS購入だ。銀行が保有するABSを買い上げるため、その分だけおカネが銀行側に供給される。このメカニズムは、アメリカや日本が実施している量的金融緩和と全く同じと言っていい。ただECBは、アメリカや日本と違って国債は購入しないので量的緩和ではないと説明している。

これはECBが「量的緩和」の意味を、「国債を購入して財政を支援する政策」と捉えているからに違いない。その姿勢も理解できないことはないが、中央銀行がおカネを放出するという点では立派な量的緩和だろう。その意味では、今回の措置によってアメリカ、日本、ユーロ圏の3大経済圏が、そろって量的緩和を実施する事態になったと言えるだろう。

ただしアメリカは、この10月にも量的緩和を終了する。日本は真っ最中。そしてユーロ圏は入り口。この時間差が、今後の世界経済に大きな変動をもたらす可能性が強い。すでに最初の兆候は、外国為替市場に現われている。ユーロが売られ、ドルが買われた。つれて円の対ドル相場は下がり、対ユーロ相場は上がっている。次の変動は、どういう形で姿を見せるのだろうか。


      ≪8日の日経平均 = 上げ +36.43円≫

      ≪9日の日経平均は? 予想 = 上げ

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