国債まみれの 日本銀行

◇ 発行残高の2割を保有 = 日銀が保有する国債の総額が、はじめて国債発行残高の2割に達した。日銀の発表によると、日銀の国債保有残高は5月末時点で162兆1600億円。前月比で5兆6800億円増加した。5月末の国債発行残高は808兆8200億円だったので、日銀の保有額はその2割に相当する。

日銀の国債保有残高が急増しているのは、13年4月から始めた“異次元”金融緩和によるもの。当初の計画では、長期国債を年間50兆円買い入れることになっていた。しかし実際には、ことし3月末までに62兆8000億円の国債を購入している。ほかにETF(上場投資信託)も年間1兆円の計画だったが、実際は1兆3000億円買った。また短期国債も10兆円購入している。

市場で日銀に国債を売却したのは、主として民間金融機関。このため国内銀行の国債保有高は、ことし3月末で135兆円。10年9月以来の水準にまで減少した。日本郵政も185兆円で、5年前より保有高が40兆円減っている。このため最近では売り物がしだいに細ってきており、関係者は「市場は干上がってきた」と表現する始末だ。

このまま日銀が量的緩和を続けると、1年後には日銀の国債保有割合が40%に達するという試算もある。仮にそうなると、債券市場では円滑な取り引きが難しくなるかもしれない。すると金利は乱高下しやすくなり、海外投資家は金利の急上昇を警戒するようになる。また日銀の緩和政策は「財政赤字の穴埋め」ではないかという批判が高まる恐れも出てくるだろう。異次元緩和政策は、大きなカベに突き当たりそうな気がする。


      ≪16日の日経平均 = 下げ -164.55円≫

      ≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ≫ 

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