大きかった駆け込み需要 : 1-3月期

◇ 心配な4-6月期の反動減 = 内閣府は15日、本年1-3月期のGDP速報を発表した。それによると、前期比を年率換算した実質成長率は5.9%で、11年7-9月期以来の大幅な伸びとなった。事前の民間調査機関による予測値は4.5%程度、それをはるかに上回っている。成長率が急増した原因は、言うまでもなく消費増税前の駆け込み需要によるものだ。

その個人消費は、年率換算で8.6%も増加した。また企業の設備投資も21.0%、住宅投資も12.9%伸びている。その半面で貿易赤字が増大したため、外需はマイナス要因として働いた。つまり駆け込み需要による内需の増大は、結果としての成長率5.9%を大きく上回ったと考えられる。駆け込み需要が大きければ大きいほど、その反動減も大きくなると覚悟しなければならない。

反動減は4-6月期に現われる。民間調査機関は3.8%程度のマイナス成長になると予測していた。しかし1-3月期の駆け込み需要が予想を上回ったため、4-6月期の反動減も予測より大きくなる可能性が強い。その先の7-9月期について、民間調査機関は2.6%程度のプラス成長に戻ると予測していた。しかし4-6月の反動減が予想より大きくなれば、7-9月期の成長率はプラス2%に達しないかもしれない。

安倍首相は11月17日に発表される7-9月期のGDP成長率をみて、来年10月の消費税再引き上げを決断するようだ。この成長率が2%以上なら、まず問題はない。だが2%に届かないとすると、反対論も強まる可能性がある。したがって、きのう発表された1-3月期の成長率が予想を大きく上回ったことを、いちばん気にしているのは安倍首相なのかもしれない。


    ≪15日の日経平均 = 下げ -107.55円≫

    ≪16日の日経平均は? 予想 = 下げ

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