目的意識に乏しい 原子力規制委 (下)

◇ その鈍さが日本を危うくする = 財務省が発表した1月の貿易収支は、実に2兆8000億円の大赤字になった。大震災前の11年1月に比べると、なんと2兆3000億円も悪化している。輸出の伸び悩みに加えて、原発の操業停止で火力発電用の燃料輸入が激増したことが主な理由。鉱物性燃料の輸入額は、11年1月に比べて1兆1000億円も増えている。

貿易でこれだけの赤字が出ると、対外経常収支も赤字になりやすい。経常収支の赤字が続けば、海外の投資家は日本経済に不安を感じ、国債や株式、それに円を売ってくる。金利は上昇し、景気は下降する。物価は上がって、国民の暮らしはどんどん苦しくなる。だから、いまは一刻も早い原発の再稼働が望まれるわけだ。

断わっておくが、安全を保証できない原発を動かせと言っているのではない。もし最も安全とみられる原発が最終審査で不合格となったら、OKを出す必要はない。ただ、そのときは太陽光や風力など自然エネルギーの開発・強化を急がなければならなくなる。そのためにも最も安全性の高い原発の最終審査を早く終える必要があるのだが、規制委員会はそのことが判っていないようだ。

規制委員会は優先順位をつけて審査する方針を発表したあとも、たとえば活断層の疑いが濃いといわれる滋賀原発や東通原発の断層調査を始めた。そんな調査はずっと後でいい。また「優先的に審査するのは、1つの電力会社で1つの原発だけ」と言っているが、そんな配慮も不必要だろう。とにかく最も安全と考えられる原発の最終審査に全力をあげてほしい。


    ≪25日の日経平均 = 上げ +213.92円≫

    ≪26日の日経平均は? 予想 = 下げ

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