目的意識に乏しい 原子力規制委 (上)

◇ やっと優先順位を決めた = 原子力規制委員会は先週、やっとのことで原発の安全性審査に優先順位を付けることを決めた。いま審査中の10原発のうち、特に先行している原発を3月初めまでに1-2基に絞り込む。その最終審査を急ぐことによって、夏の電力需要期を前に再稼働できる原発を選定したいという。

原子力規制委員会は12年9月、福島第1原発の大事故を受けて、原発の安全性を科学的、客観的に審査する目的で設置された。13年6月には原発の新規制基準を決定。7月から原発再稼働の申請を受け付けている。その当時、田中委員長は「審査には半年ほどかかる」と予想していたが、実際には遅々として進まず。政府や与党内からも批判の声が上がっていた。

審査が進まなかった理由は、規制委員会が要求した資料の作成に電力会社が手間取ったこと。だが規制委員会の目的意識が定まらなかったことも大きく影響した。要するに規制委員会は「安全な原発をできるだけ早く再起動させる」のか、それとも「安全でない原発を見つけて廃炉に持ち込む」のか。どちらを目的にしているのか、どうもはっきりしなかった。

委員会の構成は委員長以下5人。その下に専門家による調査チームが置かれているが、職員は100人程度。それなのに安全度が疑われる活断層の調査に没頭したりして、安全性の高い原発の審査を急いで再起動させようという姿勢は全く見られなかった。批判の高まりで新方針を打ち出したことは結構だが、まだ規制委員会の信頼性には疑問が残る。

                       (続きは明日)


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