どう読むか? アメリカの雇用統計

◇ FRBの判定はいかに = 経済紙ウォールストリート・ジャーナルは「信じがたい数値が出た」と論評した。米労働省が発表した昨年12月の雇用統計で、非農業雇用者の前月比増加数が7万4000人にとどまったためである。これまでは毎月20万人近く増加し、アメリカ経済の順調な回復を裏付けてきた。それが急激に鈍化した。

その一方で、失業率は6.7%に急減した。失業者が49万人も減ったためで、前月比0.3ポイントの低下。5年2か月ぶりの低水準に落ちている。雇用者増加数の鈍化を重視すべきなのか、それとも失業率の急減を信用すべきなのか。アメリカの雇用情勢をめぐって、関係者は判断に迷い始めている。

非農業雇用者の増加数が激減した背景には、大寒波の影響もあったことは事実。しかし最も影響を受けた建設業の雇用は1万6000人の減少にとどまっている。寒波だけでは説明できない。一方、失業者の減少については、職探しをあきらめた人が増えて失業者数の減少につながったという事実もある。雇用情勢を読み解くことは、なかなか難しい。

FRBは今月28-29日のFOMC(公開市場委員会)で、金融緩和の縮小をもう一段進めるかどうかを決定する。そのとき最大の判断材料になるのが、この12月の雇用統計だ。したがって市場関係者は、アメリカの雇用情勢をどう読むかだけではなく、FRBがこの数値をどう読むか。それを読まなければならない。その難しさが、当面の株価動向には反映されるだろう。


    ≪14日の日経平均 = 下げ -489.66円≫

    ≪15日の日経平均は? 予想 = 上げ

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