11兆5000億円の大赤字 : 貿易収支

◇ 燃料輸入が3年で10兆円増加 = 財務省は27日、13年の貿易統計を発表した。それによると、輸出は69兆8000億円で前年比9.5%の増加。輸入は81兆3000億円で15.0%の増加だった。その結果、貿易収支は11兆5000億円の赤字に。12年の赤字額をはるかに上回り、過去最悪の大きさになった。

貿易収支の状況を地域的にみると、対アメリカは6兆1000億円の黒字だった。しかし対中国では5兆円の赤字。対中東諸国では13兆2000億円の赤字を出している。中国の場合は、半導体・電子部品やスマホ、衣料品の輸入が大きく伸びた。また中東諸国は、言うまでもなく原油などの燃料輸入が巨額にのぼったことが原因だ。

鉱物性燃料の輸入総額は27兆5000億円に達した。このうち原油・粗油は14兆2000億円、LNG(液化天然ガス)は7兆1000億円となっている。前年比では13.9%増えているが、数量はほとんど伸びていない。つまり円安の進行で、輸入価格が増大したことになる。

東日本大震災の前年、10年の貿易統計をみると、鉱物性燃料の輸入額は17兆4000億円だった。震災の影響で原発がすべて停止したために、この3年間でちょうど10兆円増えている。これだけのおカネが電力料金の引き上げなどを通じて、個人や企業の財布から海外に流出したわけだ。原発再稼働をめぐる都知事選の論争に、こうした視点からの発言が聞かれないのは不思議な気がする。


    ≪27日の日経平均 = 下げ -385.83円≫

    ≪28日の日経平均は? 予想 = 上げ

          ☆Please click here ⇒ 人気ブログランキング

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック