予想を上回った2つの統計 / アメリカ (上)

◇ 市場の見方は複雑 = アメリカ商務省の発表によると、7-9月期のGDP実質成長率は2.8%だった。昨年7-9月期以来の高い伸び率で、民間が事前に予想した1.9%をかなり上回っている。しかし株式市場はこの結果を評価せず、7日のダウ平均は153ドルも下落した。成長の内容に不安があったことと、8日に発表される予定の雇用統計を警戒したためである。

アメリカの成長率は、ことし1-3月期が1.1%、4-6月期が2.5%だった。したがって7-9月期の2.8%は決して悪い数字ではない。ただ内容をみると、最も重視されている個人消費が1.5%の伸び。前期の1.8%をやや下回った。間もなく始まるクリスマス商戦の見通しも、あまり芳しくない。市場はこの点を懸念した。

成長率を押し上げたのは住宅投資で14.6%の増加だった。また輸入の伸びが鈍化したこともプラス要因になっている。しかし住宅需要はピークを過ぎたとみられており、輸入の鈍化も一時的な現象との見方が多い。個人消費の内訳をみると、耐久財は7.8%の増加だったが、サービス需要が0.1%増とほとんど横ばいにとどまった。

市場はこうしたGDPの内容から、10月以降の景気動向を心配したわけである。特に10月には議会が予算を成立させなかったために、政府機関の一部が閉鎖された。この点も10-12月期の成長率を低下させる材料になると、市場関係者は考えたようだ。ところが翌8日に発表された10月の雇用統計は、予想をはるかに上回る好結果となった。

                           (続きは明日)


    ≪11日の日経平均 =上げ +183.04円 ≫

    ≪12日の日経平均は? 予想 = 下げ

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