猛暑到来 : 電力不足の声は聞こえず

◇ 火力発電量の公表なし? = 梅雨明けとともに、猛暑の季節が到来した。関東地方では7日から、最高気温が35度を超える猛暑日が続いている。ところが電力不足の話は、一向に聞こえてこない。新聞やテレビも熱中症のニュースは流すが、電力不足の心配については報じていない。なぜだろう。

一昨年の夏は大変だった。需要がピークに達したのは7月23日。気温が35.7度まで上がり、最大需要は5999万㌔㍗と供給限度ぎりぎりまで増加した。これに比べると、ことしは東京電力の供給可能限度が5500万㌔㍗程度なのに対して、7日の需要は4000万㌔㍗ほど。8日以降も10%程度の余裕を残してしのいでいる。

この数字からみる限り、企業の省エネや家庭の節電が進んだとみることができる。また、その一方で電力会社が火力発電所を増設、供給能力も大幅に増加したはず。この点は火力発電用のLNG(液化天然ガス)輸入が激増していることからも推量できる。ところが調べてみると、火力発電能力やエネルギー供給に占める火力発電の比率などの数字は全く見当たらない。

たとえば、つい最近発表された政府のエネルギー白書にも記載がない。もしかすると、節電意識の高まりや火力発電の増強で、電力不足の心配が薄らいだことを一般に知らせたくないのではないか。というのも、これから原子力規制委員会が原発の再稼動について審査を始める。電力不足の心配がないなら原発は不要だという議論が高まっては困る、と誰かが考えた? と考える方が凡人の勘ぐりか。


    ≪10日の日経平均 = 下げ -56.30円≫

    ≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ

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この記事へのコメント

2013年07月12日 08:15
電力会社はデータを出しませんね相変わらず。「公益企業」と堂々と言いながらも。あはり、原発を停めている状態は利益を産まないのに、経費だけかかるので、電力会社は早く再稼働をしたいという表れでしょう。
節電については、石油ショック以来30年のスパンで、世界一の省エネ社会を作っちゃいなした(´∀`*)

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